コンピューターミュージック講座
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MIDIの基礎知識とコンピューターミュージックについて

MIDIの基礎知識

MIDIとは

  • コンピューターで音楽を扱うための世界共通 規格
  • いいかえると、楽器の演奏をデジタル情報に変換するための決まり
  • MIDIによって音楽が時間から解放された→ノンリアルタイムミュージック

MIDI制定の時代背景

  • アナログシンセサイザーの普及→ポピュラーミュージックの多様化
  • テクノポップなど打ち込み系音楽の誕生
  • デジタルシンセサイザーの登場 (ヤマハDX7)

MIDIの能力

  • リモート演奏
    1つのシンセを弾くだけで、同時に多くのシンセを鳴らす。
    リモート演奏が可能になったことで、
      音源モジュール(シンセから鍵盤を取ったもの)が誕生した。
      MIDIコントローラー(ギターシンセ、ウインドシンセ)が誕生した。

  • 自動演奏
    楽器の演奏を、演奏情報として録音する。
    自動演奏が可能になったことで、
      シーケンサーが誕生した。
      コンピューターミュージック(DTM)が誕生した。

MIDIの約束事

  • MIDI端子の種類と接続方法
    MIDI端子は、MIDI IN、OUT、THRUの3種類。
    OUTとINをつなぐのが接続の基本。
    1度に2台のシンセを鳴らしたいときは、
    1台目のOUTと2台目のINをつなぎ、さらに2台目のTHRUと3台目のINをつなぐ。

  • MIDIチャンネル
    送り手側のチャンネルと、受け手側のチャンネルが同じでないと音が鳴らない。
    送り手側のチャンネル…送信(トランスミット)チャンネル チャンネル1〜16
    受け手側のチャンネル…受信(レシーブ)チャンネル チャンネル1〜16
    オムニオン

MIDIデータの中身

    MIDIでは、楽器の演奏を音ではなく演奏情報として録音している。
    その情報とは、

  • 音符の情報
    楽器の演奏の大部分をしめる音符の情報は、次の3つの要素でできている。

    音の高さ(音程) (ノートナンバー)
    音の長さ(音符の種類)  (ゲートタイム)
    音の強さ(鍵盤を弾く強さ) (ベロシティ)

  • 表情を付ける情報
    音符の情報以外にも、演奏に表情を付けるための情報が用意されている。

    細かいピッチの変化 (しゃくり上げ、こぶし) (ピッチベンド)
    細かい強弱の変化 (エクスプレッション)

  • 楽器の種類
    MIDIでは、楽器の種類は音色番号(プログラムチェンジ)で指定する。
    ところが、以前はシンセサイザーによって音色の並び方が異なっていたため、  予期しない楽器が選ばれることがあった。
    そこで、音色の並ぶ順番を統一するために、「GM」という規格が作られた。
    GMを拡張して音楽表現力を増した「XG」という規格もある。
    GM、XGに対応した商品には、それぞれマークが付けられている。

MIDIの特長

  • 楽器が演奏できなくても曲作りができる
    MIDIによって、音楽が時間から解放された。
    音符を1つずつ録音する方法…ステップ入力

  • 後からいくらでも修正が可能
    MIDIデータは、音ではなく演奏情報を記録している。
    たとえば、ワープロで書いた文章と同じ。
    何度でも修正が可能なので、自分の曲をじっくりと練り上げることができる。
    曲を再生するときに、テンポや音色を変更したり、移調やミュートなどができる。
    市販のデータを元にして、自分なりに作り替えることができる。

  • データ容量が小さい
    データ量の比較(1曲):MIDI…100kバイト、音(WAVE)…50Mバイト、(MP3…5Mバイト)
    MIDIデータは、1枚のフロッピーディスクに10曲以上保存できる。
    容量が小さいので、インターネットでのやりとりに適している。

  • 誰が作ったデータでも再生できる。
    スタンダードMIDIファイル…汎用性のあるMIDIデータ形式の規格
    MIDIデータがこの形式で保存してあれば、誰が作ったデータでも再生できる。
    このことにより、
      異なった楽器どうしで、録音したMIDIデータをやりとりできる。
      自分で作らなくてもMIDIデータが手に入る。
      たとえば、市販のMIDIデータ、インターネットのホームページなど。
    ※ヤマハでは、ESEQ(イーシーク)というヤマハ独自のMIDIデータ形式を決めています。

MIDI機器の種類


  • 学校用MIDI機器

    学校用オルガン SE-4000、SE-7000
    学校用シンセサイザー  SDX3000
    学校用デスクオルガン DE-6375、DE-4375
    学校用コンピューターミュージックシステム HELLO!MUSIC! forEDUCATION

  • その他のMDI機器

    ミュージックデータプレイヤー  MDP30 「伴奏くん」
    クラビノーバ
    エレクトーン
    サイレントアンサンブルピアノ
    ポータブルキーボード

 

 



 


コンピューターミュージックについて

 

コンピューターミュージック(DTM)の誕生

    MIDIができて、シンセサイザーとコンピューターを簡単につなげられるようになった。
         ↓    
    プロミュージシャンなどに使われ始めた。
    この頃は、音楽ソフトのほとんどがMacintosh(マック)対応だった。
         ↓    
    DTMパッケージ商品(HELLO!MUSIC!など)が発売されて、アマチュアに普及した。


    アマチュアの方は、DTMで何をしているのか?

      楽器は弾けなくても、好きな曲を思い通 りに演奏できる。
      思いついたメロディに、伴奏パートやイントロ、エンディングを付けて曲に仕上げる。

コンピューターミュージックの仕組み

  • コンピューター  楽器を演奏するプレイヤーにあたるもの。

  • ソフトウェア   音楽専用のソフトウェア。

  • 音源       音を出す楽器に当たるもの。下記の3種類がある。
    音源モジュール 外付けの音源。音が最も良い。
    キーボードから演奏できる。
    ソフトシンセ 音源の機能をソフトウェアで実現したもの。
    キーボードで演奏できない。
    コンピューターの内蔵音源 パソコン内蔵の音源。
    音色数が少なく、音が悪い。

  • キーボード     MIDI端子のついたキーボード。学校用オルガンなどでもOK。

  • シリアルケーブル  コンピューターと音源モジュールを接続するケーブル。

  • MIDIケーブル    キーボードと音源モジュールを接続するケーブル。

  • オーディオケーブル 音源モジュールとスピーカーを接続するケーブル。

  • プリンター     楽譜を印刷する。

音楽ソフトの種類

コンピューターミュージックは分業制
  それぞれのソフトが得意分野を持ち、分業制で目的に応じて使い分ける。
  スタンダードMIDIファイルで保存すると、すべてのソフトで読み込みができる。

● シーケンサーソフト   XGworks V4.0 らくらく作曲名人
曲を作るためのさまざまな機能をもったソフト。
演奏データをいろいろな画面で修正することができる。
最近ではアレンジ機能や楽譜印刷機能などを備え、多機能化する傾向にある。
● アレンジソフト Visual Arranger
メロディとコードを入力すれば、自動的に伴奏が作成されるソフト。
● 譜面作成ソフト Finale、Ovesture など
楽譜を作成するための専用ソフトウェア。
入力できる音楽記号が豊富で、楽譜のレイアウトを自由に変更できるなどの特長を持つ。 ただし、音楽的な曲を制作するのには向かない。
● 楽譜読みとりソフト スコアリーダーなど
印刷された楽譜をスキャナーで取り込んで演奏データに変換するソフトウェ
ア。ちょうど、OCRソフトのようなもの。

メロディ作成ソフト

めちゃらく作曲名人
指定した雰囲気やリズムを元にして、32小節のメロディを自動的に作成するソフト。
● 学校用コンピューターミュージックソフト MUSIC PRO for Windows MIDI
学校での使用を考えて作られた音楽専用のソフトウェア。
音の出る五線紙という考えで作られているため、MIDIを意識せずに操作でできる。
入力した音楽記号が、そのまま演奏に反映される。

 

コンピューターミュージックの特長

  • MIDIデータを様々な画面 で確認できる。

  • 音楽を作る手助けをしてくれる
     
    作曲の手助け
     アレンジの手助け

  • MIDIデータから楽譜をプリントアウトできる

  • ワープロなど、他のソフトと連携して教材などが作れる

  • もちろん、MIDIの特長はすべてコンピューターミュージックの特長でもある。
     
    楽器が演奏できなくても曲作りできる。
     
    後から、いくらでも修正できる。
     
    データ容量 が小さい。
     
    互換性に優れている。

MIDI、コンピューターミュージックはこんなところで使われている

  • CDレコーディング
     作曲 編曲 プリプロ レコーディング ミックスダウン

  • コンサート、ライブ
     MIDIデータに合わせてプレイヤーが演奏
       → パートが増え、音の厚みが増す。

  • CM 音楽制作
     再生時間を自由に調節できる。

  • 楽譜制作
     楽譜のワープロ

  • カラオケ
     通 信カラオケの中身=MIDIを再生するシステム+数千曲のMIDIデータが
      保存されているHDから夜中に電話線を通 して新曲のMIDIデータを受信

  • BGM、環境音楽
     イベント会場やホールなどのチャイム、ジングルなど

  • 音楽教育

  • インターネット

 

 


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