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松前公高の「たった三言」その8
サンプリングCDのすすめ!(後編)

    バックナンバーはhttp://www.dipss.com/dee/dtmkouza/f-dtm.html

こんにちわ。松前公高です。芸術の秋(10月22日’98現在)ですね。僕も今月は(俳優の?声優の?、、こういうのを総称してタレントと言うのか?)加藤賢崇くんと、テクノポップ20周年の小さなイベントをやったり、ジャズメンでもないのに初のピットイン出演などと、芸術の秋しとります!。

そうそう、15日には音楽を担当したプレイステーションのソフト「やるドラ」シリーズの「サンパギータ」も発売になりました。買ってね〜。

さて二週間のごぶさたで前編、後編をわけてしまうと、ちょっと、昔の話を忘れてしまっているのでは?という事で、今回は前回の復習から。

サンプリングCDは、普通のCDよりはかなり高価ですが、実際にはかなりの量 の素材が入っているので、はずれCDを10枚買う事を考えれば、相当お買い得です。しかし、実際には自分が必要なものかどうか?が一番大事で、その為にも試聴は欠かせません。

最近はドラムンベース流行りのせいか、そういうものが多く、また、それも各プロデューサーがそれぞれ自分の持ちネタを集めました〜的なものがあまりに多くて、どれも同じで、なんか消化不良で量 もバリエーションも少ないものが多い様に感じます。

となると、やはり、競争が盛んになりはじめた中期ともいえる数年前ぐらいのものが素晴らしいものが多い気がしてなりません。よせ集め的なものより、何か一つに特化したものの方が、「自分で、DTMの音源使ってこのパートは出来るから、サンプラーではこっちのパートをやってほしい!」という様な感じで、追求しやすい気もします。そこで、もし自分の欲しいものと合致した場合には絶対にこれがいいと言うような、松前公高が保証するおすすめの一品を紹介していこうと思います。

★ブレイクビーツ

まず、ドラムパターンをループしてリズムパターンにする場合、テンポの設定がかなり問題になります。自分の好きな傾向がどういうテンポなのか?。それによって全て分類してあるのが、DANCE/MEGAシリーズ。

黄色のHIP HOP /ELECTROはテンポ80〜120だけを1100種類位 上。
青のHOUSE/DANCEはテンポ120〜140だけを1300種類以上。
赤のJUNGLE/RAVEはテンポ140〜180だけを1200種類以上。

と、自分の傾向にあわせて選べるのでGOOD。しかもAKAIのCD-ROMも付属の2枚組で13800円はちょっと安い。同様に1750ものドラムループの入った同社のXXLARGE EXTREME、XX LARGE EXTREME2も超おすすめ。

※DANCE MEGA HIP HOP /ELECTRO best service メディアファー ジ
※DANCE MEGA HOUSE/DANCE best service メディアファージ
※DANCE MEGA JUNGLE/RAVE best service メディアファージ
※XX LARGE EXTREME best service メディアファージ
※XX LARGE EXTREME2 best service メディアファージ

★パーカッション

ブレイクビーツ以上に便利なのはパーカッションのパターンです。何故かというと、ドラムのパターンって、結構途中でフレーズ変えたりしたいから、完全にループだけでもたせるのはむずかしい場合もありますよね。しかしドラムの後ろでよりグルーヴ感や雰囲気を助けているパーカッションはわりと同じパターン続けても平気。むしろ、打ち込みくさいへんなパーカッションの方が気になります。表と裏のわずかなノリの差、音質の差が意外に重要だったりするので、パターン演奏をサンプリングして、軽く雰囲気を埋める為に使えば効果 絶大です。下手なパーカッションはまずいので、ここはかなり信用出来るプロのものがいいでしょう。

※NYC Percussionworks SAMPLEHEADS  メディアインテグレ ーション

★ベース

ベースは楽器なので、単音でサンプリングして楽器として利用するのが賢明です。しかし、フレーズ集もあって、それなら有名なアーティストのものがいいでしょう。マーカスミラー、エブラハムラボリエル、ジョンパティトゥッチという三人のベーシストを自分で選択出来るなんて、なんて幸せなんでしょう。

※Bass Legends vol.1 SPECTRASONICS メディアインテグレー ション

★シンセ

これも楽器ですから、本来はCD-ROMなどで鍵盤楽器として利用するのが正しいと思われますが、それを言い出したら、サンプラーでやる必要もなくなっちゃいますね。本当は安いシンセを一台買うのがベストという事になってしまいます。しかし、シーケンスフレーズみたいなものなら、ループでサンプリングして利用出来ますね。これはジャーマンハードテクノ、かなりハードなフレーズが多いです。

※ELECTRO SHOCK 2 UBERSCHALL メディアファージ

★エスニック

エスニックといっても、かなりいい加減ですよね、アジア、アフリカ、たまに南米やらもあったり、まあ、結局、超いい加減な分類で「民族音楽」でいいのでしょうか?。しかしそうなると、本来は必要な国、楽器などがかなり限定されるはずなんですが、実際、使う方も、「まあ、ちょっと民族っぽければいいや〜」なんて気持ちなのも確かかも(だから、西洋人の映画でも日本人と中国人が間違って出てきたりするわけでしょうね)。一応アフリアとアジアを分ければ、それぞれに最もおすすめなのがこのシリーズ。

※Heart of Africa vol.1 SPECTRASONICS メディアインテグレ ーション
※Heart of Asia SPECTRASONICS  メディアインテグレーショ ン

★オーケストラ

オーケストラ的な雰囲気を混ぜこむ場合は、フレーズ集の方がいいけど、実際にオーケストラの楽器を構築していくなら、やはりCD-ROMでかなり大容量 のサンプラーが必要になります。しかし、そうなるとソフトもかなり高価。フレーズ集の方だけ紹介しておきます。

※ORCHESTRA PLUS MASTER BITS メディアファージ
※SYMPHONIC ADVENTURES SOUND HUNTERS メディアファージ

★へんな音

包み込む様なシンセサウンド、全体に霊気をただよわせるサウンド、そういった雰囲気系、あるいは、曲のアクセントになる様な変わったサウンドによる、何の音ともつかない音などいろいろと分類は出来るでしょうが、とにかく変わった音の中でも、おすすめなもの。

※Distorted Reality vol.1 SPECTRASONICS  メディアインテ  グレーション
※CUCKOOLAND 1 UNHINGED ZERO-G メディアファージ
※CUCKOOLAND 2 GHOST IN THE MACHINE ZERO-G メディアフ  ァージ

(今回も全く三言でもなんでもないものになってしまいました。ごめんなさい)


サンプリングCDの日本の代理店、制作会社などのホームページ

■メディアファージhttp://www.crypton.co.jp/

■メディアインテグレーションhttp://www.miroc.co.jp/

■ディスカバリーファームhttp://www.discoveryfirm.com/

海外のサンプリングCDメーカーのホームページ

■Time+Spacehttp://www.timespace.com/

■SAMPLEHEADShttp://www.sampleheads.com/

■Spectrasonicshttp://www.ilio.com/spectrasonics/

さて、この連載も遂に八回目を迎えました。当初十回連載の予定をしておりましたので、予定通 り、あと二回で最終回となります。


プロフィール

松前公高(まつまえきみたか)

87年エキスポでデビュー。その後、S.S.T.バンドをへて多くのゲームミュージックを制作。
テクノ系アーティストとしてソロアルバムもトランソニック、ソニーなどから発売。
また、キーボードマガジン、サウンドアンドレコーディングマガジンではアナログシンセに関する連載や辛口のレビューで有名。
昨年はソフトバンクより DTMを哲学する!「デジタルミュージックブック」を出版。


リアルオーディオ、DTMのFAQ、日記、旅行記と支離滅裂に満載
「松前公高ホームページ」http://www.pluto.dti.ne.jp/~matsumae/
全然DTMと関係ない?ウェブ版PC Musicとも言えるM-Zineで連載中
「松前公高のオヤジのグチ」http://www.zdnet.co.jp/music/