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松前公高の「たった三言」その5

こんにちわ。松前公高です。さて、早速宣伝になってしまいますが、9月1日に記者会見なるものをやってきましたのでご報告。年末に発売されるプレイステーションのゲーム「玉 繭物語」の制作記者発表です。ホテルの会議室(?)の様な部屋で、雑誌新聞各社が来て、プロモーションビデオ、概要説明などを行うというものです。

僕はこのゲームの全音楽を担当していますので「音楽監督」として端っこに並びました。プライベートな質問が来たら「それに関してはお答え出来ません」「今回は作品の事だけをお願いします」などなど、いろいろ返事の方法を考えていましたが、そんな質問は来るわけもなく、結局、最初に挨拶しただけでした。

ゲームと言うと、実は僕のデビューはゲームに関連したレーベルからで、その為、多くの関係者と知り合ったり、実際にお仕事をさせていただく機会がありました。元々バンドとかよりも、映画音楽の作曲家的な音楽家になりたかった自分としては、現代の映画的メディアとして、既にゲームというものは確立してしまっているので、やりがいのある仕事と言えると思います。ファミコンなどの初期のゲームマシンでは、まだ音楽の重要性が認識されずに、結構ひどい音楽もあったりしましたが、最近やっと「ゲーム音楽」みたいなくくりではなく、あまり普通 の音楽と変わらぬ形でとらえられてきているのは嬉しい限りです。(昔のゲーム音楽にも、独自でおもしろいものも、なくはなかったのですが、、、。)

プレイステーションの作品としては、10月に発売されます「やるドラ」シリーズ「サンパギータ」の音楽も、僕がやっております。よろしくお願いしま〜す。、、、という事で、今回は、ゲーム特集?う〜ん。やる場所が違うな。でも、前回、DTMとは関係なさそうなマイクなどの紹介をしましたが、まあまあ好評だったので、今回も、ちょっと視点を変えて、変わった製品に対して意見を。最近それほど紹介したいシンセがない、というのが本当の所なのですが。(意見が聞きたいという製品があったら、メールででもお知らせください)

音楽、DTM、シンセ、バンドなどやっていて、「必要そうで必要ないもの」あるいは「必要なさそで必要なもの」を今回はピックアップ。ただ、特に製品別 に紹介するほどでもないので、今回は総論として!。

◆キーボードスタンド

鍵盤ものが多い人は是非欲しい所ですが、アルミパイプ式のは場所を取りすぎます。ライブで演奏に使用する様な1台だけ置けるタイプのものもテーブルで代用出来そうで、自宅ではそれほど重要性も感じられません。結局、日本の住宅事情を考えると、ライブと自宅は完全に区別 すべきで、自宅ではあまり必要はないと思いますので、家庭用の様々な頑丈な棚などを利用するのがよいのではないでしょうか。

◆ラックケース(持ち運び用)
これも「それ自体が音を出さない」のでついつい後回しになって買えないモノの一つですね。しかし、ラックマウントの機材をケースに入れずに運んで、つまみをぶつけてしまい、結局機材を傷めてしまったという苦い経験を持つ僕としては、持ち運びの多い人は絶対に買った方がいいでしょう。値段もかなり違いますがこれは数年以上使用した時に差が出てきて、激安ものはロック部分や持つ所が確実にいかれますが、高級品は10年以上使っててもびくともしません。

◆ラック(自宅収納用)
持ち運びの1〜6Uのものではなく、自宅に据え置きタイプとしては、機材の多くなってきた人は是非10Uぐらいのものが欲しい所ですが、持ち運びしない前提なら、木の枠だけで出来たものや、枠だけで斜めになったタイプのものなど、かなり安いものがたくさんあります。木の枠ものはただ木が4枚組み合わされているだけなのでそれだけでは不安定で、いくつか機材をラックマウントする事で頑丈になります。枠だけのものは非常に安いのですが、斜めにセットする様になっていたり、上が不安定なので、その上にまた何かを乗せるという事が不可能になり、それ以上機材を増やす人や、部屋が狭いなどの事情がある人は充分に配置場所を考えて購入する必要があると思います。

キーボードケース
これもラック同様ですが、ラックと大きく違うのは持ち運ばない時は使わないので家では実に邪魔な存在であるという事ですが、外に持ち運ぶ時にはかなり重要なのも事実。ハードケースはそれだけでかなり重いので、ちょっと不安だけど電車で運ぶ時はソフトケースの方が軽くていいですし、車がある事が絶対に保証されるならハードケースがいいにきまってます。外に持ち出さないのなら、こんなもん絶対いりません。

DAT
完成した音楽は昔はオープンテープに録音していましたが、DATが普及してからはもっぱらこれになっています。プロやプライベートスタジオレベルでは必要不可欠ですが、アマチュアの場合、MDなども考えられます。特に、今これを読んでいるという方は、インターネットとDTMは共通 の条件ですから、そう考えると「作品発表」はホームページでMIDIデータを、というのが一番かもしれません。

う〜〜ん、他にも何か「楽器」じゃないけど、是非買いたいと思われるものってないかな?と部屋を見回してみたのですが、ありますあります。「ここまで口出ししちゃ、ただのおせっかい?」と思われるものまで探してみたら、スピーカー。CD。音楽関係書籍。電源まわり(パワーディストリビューター)。実際、こういうものって楽器屋でも扱ってるものが多いですから、楽器好き、バンドやってる人、自宅をプライベートスタジオ化している人には、共通 して必要なもの達という事になりますね。いつか機会があったらまたそういう話を。


プロフィール

松前公高(まつまえきみたか)

87年エキスポでデビュー。その後、S.S.T.バンドをへて多くのゲームミュージックを制作。
テクノ系アーティストとしてソロアルバムもトランソニック、ソニーなどから発売。
また、キーボードマガジン、サウンドアンドレコーディングマガジンではアナログシンセに関する連載や辛口のレビューで有名。
昨年はソフトバンクより DTMを哲学する!「デジタルミュージックブック」を出版。

 

リアルオーディオ、DTMのFAQ、日記、旅行記と支離滅裂に満載
「松前公高ホームページ」http://www.pluto.dti.ne.jp/~matsumae/
全然DTMと関係ない?ウェブ版PC Musicとも言えるM-Zineで連載中
「松前公高のオヤジのグチ」http://www.zdnet.co.jp/music/