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松前公高の「たった三言」その3

こんにちわ。松前公高です。「MIDI WORLD」も無事終了致しました。いかがだったでしょうか?こういったショーがあるといつも思う事ですが、全体として「よかった」とか「悪かった」という印象ってあまりなくて、大抵、何か新しいモノが出てたりすると「今回はアレが見れてよかった」とか「目新しいものが何もなかった」とか感想を持つものですよね。

そういった点で今回の注目は、ヤマハのMU128と、ローランドのJP-8080、う〜〜ん、これぐらいかな〜。あと、各シーケンスソフトのバージョンアップものがいくつかありましたね。ローランドのUSB対応オーディオキャンバスやヤマハDSPファクトリーもちょっと気になった。

そうそう、松武秀樹氏のEmuのモジュラーシンセによるYMOの曲の演奏もありました。しかもライブステージではなく、小さなブースで。目の前でやっていただけたのは、かなりおもしろいものでしたね。MU128やSC88PROにあわせてEmuのモジュラーシンセを鳴らすなんてイカしてますね。空いた時間にお話したのですがノードモジュラー話で盛り上がりました。

さて、今回はマッキントッシュで有名な4大シーケンサーを一度に紹介しようと思います。あくまでも僕個人の感想です。(WINユーザーの方にも多少重複してますが、チェックは全てマッキントッシュによるものです。ごめんなさい)

Performer 6  / Mark of the Unicorn
http://www.motu.com/japanese/software/performer/perf.html

Digital Performer 2.4 / Mark of the Unicorn
http://www.motu.com/japanese/software/dp/dp24/24bit.html
僕はこれをSE/30、バージョン3.1ではじめて導入しましたが、あまりに慣れてしまっているので他と公正な比較が出来ません。どちらかというとリアルタイム派向けといわれている通 り、ステップ入力はわずかに不便です。オーディオドライバー、プラグインなども他がOMS、ASIO、VSTを採用しつつある流れに対して孤立していく恐れもありますが、新しく出たオーディオボード2408は極めて強力ですので期待出来そうです。

◆VISION 4  / OPCODE
http://www.cameo.co.jp/product/opcode/vis35/vision35j.htm(Vision3.5J)
ちょっと他のに比べ、元気のないVISIONですが、操作性、ステップ入力などは、昔ながらのよいものです。次作であるVISION dspではVSTプラグイン対応、リアルタイムエフェクトが可能になり、ASIOサポートで、オーディオボードの対応もほぼ心配無用になるでしょう。他の製品に比べて、2から3、3から4へのバージョンアップでの大きな変化が少ない気がしますが、それだけ最初から完成されたシーケンサーだったと言えるのかもしれません。

◆CuBase 4.0 / Steinberg
http://www.cameo.co.jp/product/steinberg/vst35/vst35.htm(VST3.5J)
なんと四分音符あたり15360tick対応というすごさだけど、実際の視覚上は384、480、960他の分解能に設定して操作が可能と言うことなしですが、数値エディットは矢印キーで移動出来ないのでちょと弱い。デスクトップとの境界がなく、音符をデスクトップに移動させればそのままパートファイルになったり、オーディオファイルを持ってくればそのまますぐに再生されたり便利だ。VSTプラグイン、イコライザーそして、ReBirth2.0と完全にリンクするので、これだけでテクノ系なら全部作れてしまう。

◆Logic Audio / emagic
http://www.emagic.de/english/products/logicline.html(英語)
名称がLogic Audio Silver、Gold、Platinum等というものになりました。とにかく出来る事があまりに多くて、確かにすごいのだけど、最初とっつきにくいのも事実で、実は僕も買ったはいいけど、全く使いこなせてません(何でも出来すぎる事が欠点かもしれませんね)。速くてサクサク動くのが非常によいのと、他のシーケンサーが導入した事は必ず、即座に追従してくる点ではCuBase同様に今後もかなり期待出来ると思います。

*VISION、Cubaseについては最新バージョンのURLを見つけることができませんでした…。リンクは前バージョンのものです。(編集部)

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全体的な感想としては、数年前までは、PerformerとVisionの双璧だけだったこの世界に、後から出てきたCuBaseとLogicが逆転してしまった今日この頃、というあたりでしょうか。でも実際にはMIDI部分はもう発展しきっている感もありますので、最近のバージョンアップはほとんどオーディオ部分。その点ではMIDIだけの最初の段階はどれでも大丈夫でしょう。

Logicはウィンドウズ版も遅れずに出していますが、他は、常にWin版は遅れてからの発売であり、Performerに至ってはいまだにWin版を出してませんし、VISIONもバージョンアップされなくなってしまいましたね。僕はマックユーザーではありますが、Winも使っていますので、是非このへん、どうにかなんないかな〜?と思います。

それでは、また。


プロフィール

松前公高(まつまえきみたか)

87年エキスポでデビュー。その後、S.S.T.バンドをへて多くのゲームミュージックを制作。
テクノ系アーティストとしてソロアルバムもトランソニック、ソニーなどから発売。
また、キーボードマガジン、サウンドアンドレコーディングマガジンではアナログシンセに関する連載や辛口のレビューで有名。
昨年はソフトバンクより DTMを哲学する!「デジタルミュージックブック」を出版。


リアルオーディオ、DTMのFAQ、日記、旅行記と支離滅裂に満載
「松前公高ホームページ」http://www.pluto.dti.ne.jp/~matsumae/
全然DTMと関係ない?ウェブ版PC Musicとも言えるM-Zineで連載中
「松前公高のオヤジのグチ」http://www.zdnet.co.jp/music/