第38回 2003年9月10日号
  男爵もうっとり

諸君、わたしがまだ幼少のころ・・・幼稚園が終わると、そのあとは、ひまをも てあましていたんだ。そんなわたしに、ピアノ教室の押し売りが来たのだ! 「レッスンが終われば、おやつをあげる」その文句で契約は成立。あとで内容を よく確かめると、「レッスン料におやつ代含む」だって!これが世に伝わる、こ どもだまし!みんなも、契約書とか、はんこの扱いには気をつけようね!むっ!

 
◆男爵さま、お世話になっております。学校が終わると、ピアノを弾いておりま す。ですが、必ずサビのあたりで間違えてしまうのです!家の横を歩く下校中の 生徒たちに笑われているかもしれません!いつのまにか、「けだるい昼下がりに、 ところどころ間違えながらピアノを弾く中流階級の婦女子」という、長いあだ名 が付いてしまいそうです! (ミラノ イザベラ)
 

■ほほう、そのあだ名はあまり、格好よくないね。間違えないように、ひたすら 練習するのだ!間違いを犯すたびに、自分に試練を与えるのだ!具体的には、先 生を付けてもらって、鞭でぶってもらおう!でも、わたしの幼少の頃は、ナイス なひとり用レッスン器具があったなあ・・・

 
◆その、ナイスなひとり用レッスン器具とやらを教えてください!  (スイス ペーペル)
 

■むん。それは、弾き終わるまで体を拘束され、本体に取り込んだ楽譜データと 比べて、間違えたときには鍵盤からAC100Vが指に流れるという、画期的なピアノ ・・・ところが、わたしは弾き上手だったので、100Vとやらを体験できなかった のだ!そんな、ある日、「間違えると、どうなるのだろう?」と、好奇心がめば え、めちゃくちゃに鍵盤を押す・・・すると意識を失い、気が付いたのは次の日 の夕方!夕日が照りつけ、カラスが鳴いていたのを思い出すなあ。

しかし、わたしの幼い友人たちは、このピアノを使い、次々とお墓に入ったのだ! メーカーはその有様を見て、器具を回収してしまったんだ。で、現在に至る。で もね、わたしは懐かしさのあまり、今でも壁のコンセントに指を突っ込もうとす るのだが、娘に止められるのだよ・・・ああ、うっとり!

 
 
〜次回もおたのしみにね♪〜
 
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