諸君。わたしがラブリー男爵こと、ディプス・フォン・ラブリーである。この世 に生を受けてはや40年。時代はめざましく変わるが、音楽を愛するひとのこころ までは変えられない。そこの君!大丈夫かい?時の流れの因果に翻弄されてはい けないよ。わたしを見つめてごらん。そのとき、「迷」が「明」に変わるのだ! むう。
 
〜ラブリー男爵って、どんなひと?〜

彼は、ディプス公国のラブリー派の音楽家。熱心なラブリー教の信者でもありま す。元職業軍人。先の大戦では、数え切れないほどの敵機をオリジナル技、 「ラブリー戦法」で翻弄し、撃ち落とした伝説の撃墜王です。その武勲で男爵の 位を授かりました。ちなみに幼少の頃の将来の夢は動物園の園長。兵役時代から、 音楽に没頭し、退役後では、男爵が独自に編み出した「ラブリー作曲法」により、 妻をめとった事実は有名です。著書も多数あります。結構、忙しいようですね。
 
 第1回 2002年11月13日号
 迷と明、わたしはここに
 
◆男爵、ピアノを習っているのですが、わたしにはピアノの才能が、はたして あるのでしょうか?なければ、さっさとやめて野原を駆けめぐりたいです。月謝 も高いし。そこらへん、どうでしょうか?  (マサチューセッツ州 パレー)
■ふむう、なかなか現実的な問題だね。使い込んだピアノにはピアノの精が宿り、 才能がある人には、ちからを授けるという。よし!私が発案した方法でピアノの 才能とやらを確かめよう!まず、ピアノを体にくくりつけて、池に沈むのだ。浮 かんでくれば才能があるし、沈んだままだと、どうやら才能がない、とまあ、こ ういう寸法だ。ピアノの精ははたして君に味方をするかな?気をつけて確かめて くれ。保険をかけるように。


◆いくらリコーダーの練習をしても上手にならない小学生です。毎週音楽の先生 に注意されます。自分のレベルが低いことよりも、だんだん先生の態度に腹が 立ってきます。ぷんぷん。 (スイス ルシエン)

■ほほう、リコーダーか・・・こまめに掃除をしないと、くさくなってしまう楽 器だね。なつかしいなあ。おっと、いけない。で、腹が立って先生にリコーダー をぶつけてはダメだよ。リコーダーは替わりがあるが、先生は壊れたままになる からね。どうやら、きみは日頃のストレスを解消した方がいいようだ。まあ、お 酒でも飲んで、リラックスしなさい。補導されないように。