ひじりのぶらぶら楽器レビュー
ヤマハ編
ローランドVSボス 軍配はどちらに???
2000年DTM大予想!
ミレニアム!DTMへの大提言
消費の呪文はナムナムー
パソコンが楽器になる日 RibirthRB338
日本の住宅事情、悲しいことばかり。
PCはオーディオになり得るか
JV1010は小さな巨人なのだ(その1)
JV1010は小さな巨人なのだ(その2)
JV1010は小さな巨人なのだ(その3)
JV1010は小さな巨人なのだ(その4)XP30も
S80は20世紀最高のシンセサイザーになり得るか
JV1010は小さな巨人なのだ(その5)XP30もご一緒に

ぶらぶら楽器レビュー【'99年12月2日号 No.0034】
ライター:
ひじり

はろー!えぶりばでぃ!!

長らくお休みをいただいていました。申し訳ない。年末発売のDTM用の本を執筆しておりまして(ってな、ほどではないんですけどね(笑))メルマガをさぼっていました。これからがんばっていきたいと思っておりますぞ。

ところで、もう、年末。年末といえばボーナス。ボーナスといえば新製品。(毎年こればっかりや)。「若いうちは買ってでも苦労をしなさい。」と昔の人は良いことを言っています。つまり、ローンをしてでも欲しい物を買え!ということなんだな、これが(笑)

実際、買った訳じゃないけど、楽器店へ行っていろいろ物色してきた物をレポートにしてみたぞ!!まずはヤマハ編だ!!

■YAMAHA P80 \140.000

http://www.yamaha.co.jp/product/pk/products/p80/p80.htm

楽器屋に行ったらおもしろいピアノを見つけた。88鍵でアンプスピーカーがついていないのだが、ヘッドホンをかけて弾いてみると、これがなかなか良い音がする!タッチもグッド。場所もとらないし、狭い日本にゃピッタリ!ピタピタ!ぼくが絶賛する(そりゃ、持ってるモン♪)YAMAHAのDUPシリーズと

http://www.yamaha.co.jp/product/pi/dup/dup02.html

同じ音源じゃないの??と思わせるほど高音質。高音低音とタッチの一体感があって素晴らしい!感じです。ちょっとお勧めですよ、これ。

おそらく、その辺のピアノ音源よりはずっと良いはずです。

DUP-1大きいし邪魔だし、たたき売ってこれ買おうかな(笑)

■YAMAHA S80 \198.000

http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/synth/s80/index.html

  • 鋭いレスポンスと繊細な表現力をあわせもつ88鍵AE鍵盤を搭載。
  • 高品位ピアノ音色をはじめとする、USAテイスト溢れる多彩 な音色。
  • モジュラー・シンセシス・プラグイン・システムによる音源システム拡張。
  • クイックアクセスをはじめとする分かりやすいユーザーインターフェイス。
  • TO HOST端子などPCベースでの音楽制作環境への対応。

音はよく聞かなかったけれど鍵盤タッチは前出のP80とほぼ同じ。同じ物を使っているのかな???ヤマハ社員ではないのでそこまではよくわからない。しかし、タッチは良いね〜。やっと本当にピアノタッチと呼んで良い物が出てきたんじゃないかなと思うぞ。ピアノの音は・・・。当然P80の勝ち。そりゃ、P80は\140,000でピアノ専用だモン当たり前だわな。

■YAMAHA MSP5 \30.000(1本)

http://www.yamaha.co.jp/product/proaudio/speaker/msp5/index.html

12cmウーハー&2.5cmチタンドームツイータ

大型マグネットによる磁気回路を搭載した専用スピーカーユニットを新開発。

ウーハーにはアルミボビンとロングボイスコイル、ツイーターには磁性流体を採用。特にツイーターには、音の立ち上がりがよく、分解能・耐久性に優れたチタンドームを採用。

バイアンプ2WAYによるハイクオリティサウンド

MSP5のパワーアンプ部は「ウーハー専用の40W/ツイーター専用の27W」2基を搭載するデュアルアンプ構成。

これは素晴らしいアンプ入りスピーカーだぞ!!

どちらかといえば、ライブ会場の巨大PAシステムの音がするのだ。びっくりするぞ。同じ楽器でも、こんなに音が違うのかと感心してしまう。シンセなんか弾いていると、おもわず幽玄の彼方へ飛翔してしまいそうになる(笑)なんにせよ、いい音で再生しないと、良い作品は出来ない事は確かだぞ。自分の作品に陶酔するようでなくてはいけない!!新製品ではないので値段的にもこなれてきてるみたいでお買い得だ!

最後にヤマハのPA機器のホームページ凝りすぎで見にくいと思いますね・・・・。

■YAMAHA MUSIC TABLE MCT-100 \480.000
http://www.yamaha.co.jp/product/musictable/index.html

まあ、とにかく、ここのホームページをご覧いただきたい。さすがは家具のヤマハ、とてもファッショナブルで素敵なテーブルである。ちなみに我が家もヤマハの家具で溢れている(笑)実際愛用者として言わせてもらうと、しっかりしていて長年使っても使いやすいくて、最初は高いかもしれないが、やはり高い物はしっかりしていてよろしい。でも、今はヤマハは家具つくってないのかな???

それにしても、高い(笑)だれがテーブルごときに48万円もだすのだろう!しかしこれこそ、電子楽器と家具作りが合体した巧妙な作品なのだ。テーブルの上のパッドを押すだけで、リズムやメロディあげくのはてに伴奏までこなすのだそうだ。

しかし、バカにしちゃいけない!もしかすると、これが将来の楽器像の先取りなのかもしれない!世の中わかならいぞー!

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'99年12月16日号 No.0036】
ライター:
ひじり

「ローランドVSボス 軍配はどちらに???」

まったく怒濤のようなローランドの新製品攻勢である。おいしいところを、底からごっそりさらって行くかのような底引き網状態。おいしい商品がてんこ盛りである。いったいどういうつもりであろう!まさに浪速のベンチャー!大阪人としてはがんばって欲しいところだ。

ということで、ローランドVS840EXユーザー衝撃のレコーダーがボスから発売された。ボスといってもコーヒーではない。ローランドの別 ブランドである。いってみれば、セイコーとアルバのようなものかな(よけいにわからないか(笑))楽器屋さんに行ってみると新製品のボスBR-8とVS840EXの実売値段は1万円ほどしか変わらない。この違い、いったいどうなっているのか!!VS840EXをこよなく愛するユーザーの一人として分析してみることにするぞ!!

まずはBR-8
http://www.roland.co.jp/products/boss/BR-8.html

簡単操作とシンプルな使い勝手が売り。ギターリストが歌入りのデモを作るのに最適な作りになっている。あいかわらず強力なエフェクトは実装済み。様々なギターアンプのシミュレーションやボーカルなどのエフェクトも充実している。簡単なリズムマシンや、ピッチを変えずにゆっくり再生しながら難しいフレーズを練習する機能も搭載。まさにギターリストのためのレコーダーと言える。

対するはVS840EX
http://www.roland.co.jp/products/mi/VS-840EX.html

なんと言ってもデジタルディスクレコーダーの老舗ともいえるVS880直系の機能や使い勝手がそこかしこにあり、ごく普通 のつまみでさえもノウハウと言えるものがある。エフェクトはマイクシミュレーターなどのハイクオリティーなもの。当然のことながら入力から出力までは一貫してデジタル処理。ユーザーとして使うほどに味わい深くなるローコスト&ハイクオリティなレコーダーである。

次は各機能を比較してみよう。


・記憶媒体はBR-100が100MZIP、そしてVS840EXが250MZIP。当然のことながら250MZIPの方が、録音時間が長くなる。最近近くのパソコンショップでも250MZIPディスクを見かけるので、一時は入手困難と危惧された250MZIPも市民権を得てきたのかもしれない。録り直しなんてやっていると、見る間に容量 を食っていくので、多い方が越したことがない。ボクの経験から言えば、5分8トラックの曲で録り直しを含めた容量 で100M、必要な情報だけを整理した後で60Mの容量が必要だ。

・入力及び同時録音トラックはBR-8が2入力、2トラック同時録音。VS840EXは倍の4入力、4トラック同時録音である。入力は両方ともギター入力付き。ボクの場合シーケンサーを使って制作するカラオケをリズム隊でステレオ、上ものステレオの計4チャンネルで録音するのでVS840EXの4チャンネル同時録音は重宝している。

・エフェクトはBR-8が「エフェクトかけ録り」を基本としている。つまり、VS840EXであれば録音したソースに対して内部エフェクトによる様々なエフェクトがかけられるが、BR-8ではあらかじめエフェクトをかけて録音することが基本になる。BR-8では録音されたソースにはリバーブ、コーラスのエフェクトしかかけることが出来ない。しかし、ボクの場合ではVS840EXを使っていてもエフェクトが1系統しかない関係上「エフェクトかけ録り」をしているので、この点から言えばBR-8とあまりかわりがない。エフェクトのみの性能で言えば、VS840EXがマイクシミュレーターやローランド得意の空関系エフェクトを持っていることが勝っている。

・出力は両者ともデジタルアウトプット装備。手持ちのMDにデジタルで録音できる。両者ともデジタルインは持ち合わせていない。

・VS840EXはチャネルごとのEQつまり音色をいじる機能を持っている。これはなかなかききがいい。また、初心者のためにEZルーティグボタンもある。BR-8にはリズムが鳴るリズムガイド機能がある。

・MIDIシンク、シーンメモリー、64Vトラック、トラックをまとめるトラックバウジング、コピーやムーブ、アンドゥ機能、タイムストレッチなどのデジタルレコーダーとしての基本は両者とも装備済み。


どうだろう。とりあえず、両者の比較をしてみたのだが、読者のみなさんはどう思うだろうか??ボクとしては、ユーザーということもあってVS840EXに軍配をあげる(笑)これは、愛着を持っているからどうしようもないぞ(笑)

VS840EXの良いところをあげればパッケージングだろうか。見た目がミキサー+レコーダーだし、ミキサー部の配置が従来のアナログミキサーに似ているので使いやすい。もちろんプロ用大型機器にはかなわないが、フェーダーやつまみ、ボタン類も、しっかりしていて指になじむ。家庭用としては十分なレベルにある。しかし、これからレコーダーを買おうと思っているユーザーにとってはBR-8は非常に魅力的な商品であることは確かであるぞ!正直なところ、この値段でこれはないだろう!って感じかな(笑)

「みんな悩んで大きくなった!」ということで、みんなも悩んでみよう!

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年1月12日号 No.0038】
ライター:
ひじり

「2000年DTM大予想!」

新年早々元気がない。
ずぅーっと熱ぽいし、頭痛が止まらない。
年末の忙しさがたたっているとはいえ、もう成人式も過ぎたというのに困ったものである。

こんな状況に、「明日メルマガの〆切」とのメール。まさに、泣きっ面 に蜂、地獄の釜から蜘蛛の糸(関係ないか)である。

さてさて、新年と言うことで、「2000年のDTM大予想!」と銘打っては見たものの、まず基本として覚えておきたいことは、音楽は極めるほど難しいということである。確かに、DTM機材を使えば、お手軽に1曲作れるようにはなってはきたが、例えばコンテスト向けに1曲作るとすれば、その曲を100は聞き返す忍耐力と、聞き返すほどにデータを細かく積み上げていく根性が必要だ。

まあ、そんな前置きはさておいて、昨年はパソコンで音楽を処理するソフトやハードと、楽器として音楽が出来るハードとが互いに近づいていった年ではなかったか。もちろん、パソコンも楽器も中身は同じだから当たり前の話なのだが、パソコンと楽器の境目がうつろになったきた。そして、今年もこの傾向はますます進むのでは思われる。

ローランドあたり、商売がうまいので、それぞれの機器の評判の良い部分だけ切り売りしていったりしていったのだが、今年あたりは、MIDIとハードディスクレコーディングの合体系などを考えているんじゃないかなとかってに想像していたりする(笑)考えても見て欲しい、ハードディスクレコーダーとシーケンサーとSC8850あたりの音源を組み合わせるだけでどれほどのクオリティの高い作品ができるだろうか!!ボクとしては小型軽量 のモバイル音源内蔵シーケンサーにもう一度挑戦してもらいたい。

ヤマハはどうなんでしょ。ちまたではMUシリーズが1万桁になるとか、ならないとか(笑)。しかしヤマハはインターネットをつかった教室など、ネットを使った一歩先をいく企画が目白押しだ。このあたりを使いながらどれだけネット上でのイニシアチブを握れるかがヤマハの勝負か?!そうそう、LANを使った新規格のケーブルなんかも出てきているので、これと、得意のデジタルミキサーなんかを繋いで他社を蹴散らすてのはどうだろうか?(一歩間違うと蹴散らされるのだが・・・・)。まあ、冗談はさておき、MIDIだけではなくWAVEデータもデジタルでやりとりできる繋ぎ方はこれから重要になってくるのだろう。

昨年末から雨の後のタケノコのように出てきたMP3などの圧縮メモリーミュージック。今年は携帯電話にメモリースティックを差し込んで、音楽データを1曲ナンボで受信してしまうのだから、予測もつかん。ワーナーミュージックもAOLと提携して株も鰻登りだ。DTMももちろんこの流れを掴んでいくのは予想に難くない。MIDIデータからMP3を作成するソフト内蔵だとか、携帯再生機との合体系なんかも出てくるかも(笑)

ううむ。ここまで書いて、たいした大予想になっていないことに気がついたぞ(笑)て、ことで次回は「ミレニアム、DTMへの大提言!」というお題で書く予定にする(笑)

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年01月26日号 No.0040】
ライター:
ひじり

「ミレニアム!DTMへの大提言」

ううむ。我ながらチョー凄いタイトルである。4コマ漫画の正否はほとんどタイトルで決まると聞いたことがあるが、今回に限ってはタイトルで十分いけそうである。まあ、ミレニアムと言うだけあって良しとしよう(笑)

★大提言その1 モバイル音源付シーケンサーを作れ!

現代人は時間に金を使う。高校生は受験に追われ、大学生はバイトに追われ、社会人は仕事と家庭に追われて、なかなか落ち着いて時間がとれない。そこで、どこでも音楽制作が出来るモバイルシーケンサーなのだ。

現存する唯一のモバイルシーケンサーはヤマハQY70である。非常に使い勝手の良いいまだに使える機械ではあるのだが、いかんせん”でかい”。大きさはシャープのザウルスぐらいが適当である。ローランドにも通 称”弁当箱”と呼ばれるモバイルにしてはやたらでかいシーケンサーがあったが、このタッチペン操作はザウルスサイズでこそ威力を発揮するはずだ。多少値段が張っても音源部分も奮発して、ヤマハならMU2000クラス、ローランドならSC8850クラスの音源が積んであれば文句はない。もしくは音源だけPCカードにしてグレードアップできるというのもおもしろいかもしれない。

★大提言その2 奏法データーベースをつくる

なんだかんだといっても、1曲作ろうと思うとなかなか時間がかかる。現在のシーケンサーソフトでは凝った音を作り上げようとすると結局のところ1音符単位 でのエディットが必要となってきたりして膨大な時間がかかってしまう。

以前、山下達郎氏が奥様の竹内マリアのアルバムを作るについてのインタビューを聞いたことがあるのだが、奥様の作った曲のアレンジを決めていく際に、達郎氏は膨大なレコードコレクションからいろいろ選び出して、イントロはこんな感じ、サビはこんな感じと、様々なレコードを奥様の要望を聞きながら選び出し、そのレコードを聴きながらアレンジを決めていったというのである。当然、私たち一般 大衆には山下達郎も膨大なレコードコレクションもないので、DTMを構成するコンピュータに期待をしたい。

コンピュータに膨大な数の(検索も容易な)アレンジデータベースを組み込んで、曲作りをしていけば、自分のイメージを表現しやすいし、時間もかからないはずである。もっと欲を言えば、ピアノはチックコリアでベースはマーカスミラーなんてチョイスも出来るようなればさらに良いに決まっている。

現在でも、似たような機能を持つソフトはある。バンドインザボックスやXGワークスに付属のオートアレンジャー機能である。しかし、実際、オートアレンジャー機能を使って自分のイメージ通 りの演奏が作るのは至難の業である。もちろん、著作権等のややこしい問題がたくさんあるのだが、今後のソフトの進化はこいう方向でしか考えられないのではないのか?

★大提言その3 使える音色を増やせ!

最新型の音源は1000音色を越えるものがざらである。カタログスペックなどで他社の同価格帯のモデルと比較した場合、音色数が多い方が見栄えも良いのが当然である。しかし、しかしであるぞ・・・・・・。実際に、”コレ!”とか”使えるやん!”と言える音色は数が限られているのではないか??

ボクが愛用している電子ピアノのヤマハDUP-1は40万円近くしたのに音色数は1つである。10万円のDTM音源は1000音色も持っている。しかしながら、ボクとしては1音色40万円のDUP-1に満足している。だって、そりゃーもー、本物そっくりの音がするんだもん!!

ボクが思うに10万円で100音色でいいと思う。それも、ちゃぁんと使える音色を搭載して欲しい。メーカーも作る側ならば、妥協した音源を載せないで、職人的満足感のもてる音色を載せて欲しい。

ちゅーことで、大見得切って大提言させてもらいました。でも、実際そう思いません?みなさん!?

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年02月16日号 No.0042】
ライター:
ひじり

「消費の呪文はナムナムー」

最近珍しく小金を持っているのだ。

小金といっても財布に1万円札が入っているくらいだが、これでも大きな進歩なのである。以前、ホテルで(ラブホじゃないよ)財布を落としたとき、財布の中身は千円のみであった。有名大ホテルのフロントマンが財布の中身を確認の電話をいてきたとき、ちょー恥ずかしかった思い出がある。これも、少し前の話であるが、このメルマガ発行元のディプスに行ったときに、ディプスの米谷社長におにぎりを買ってもらったこともある。やはり、よくよく考えてみれば40歳を前にして恥ずかしいことなのだ。

で、最近珍しくも小金を持っているのだが、持っていると使いたくてしょうがない(笑)所詮金はたまらないのである。ホントに金がたまらない。ましてや、ローンやボーナス払いを使うので、財布に金などないのである。もう少し人生考えなす必要があるのではと思う今日この頃である。ううううむ。新しい楽器が欲しい!!!欲しいったら!欲しいのだ!!しかしである。小金があくまで小金であって、高い楽器などは買えない・・・・これも現実だ。

この間、大阪心斎橋にある三木楽器へ行ってきたのだ。デジタルキーボド類が所狭しと並んでいる。その中で一番気に入ったのがヤマハのFM音源ラックであるFS1Rだ。国産外国産のラック音源の中で、頭一つ飛び出た音を放っていた!なんというか、実にハイファイな音なのだ。存在感があって、音ヌケが良くて、それでいてマイルド。うーーーーむ、素晴らしい!!だれか買ってくれないものであろうか(笑)

FM音源といえば、ぼくのFM音源遍歴はものすごいものがあるぞ!

Tx7,TX816,DX7-2FD TX802,SY77,SY99・・・・・。なんぼ、ヤマハに貢献してんねん!!(笑)で、DX7-2とTX802は現役。最近のサンプリング音源と比較すると、けっこういい音してまっせ。

というのは、今ある楽器の話。で、未来はどうなる?

未来と言うより非常に近い、つまり近未来の楽器群がアメリカのNAMMショーに展示された。おそらく、国内メーカーの特約店向け発表会もこのメールが届く頃には行われているはずだ。今回はなにせローランドが怒濤の新製品攻勢だ!うーむ、欲しくてたまらないぞ!よくわけがわからんのだがVP-9000が目玉 だそうだ。エフェクターのようだが、これは実際に聞いてみないとわからん商品だなー。そしてついにヤマハのデジタルレコーダーAW4416も発表された!!CD-R搭載だし、基本性能は世界で定評のあるヤマハデジタルミキサーと共通 という。果たして値段は?!30万切ったら御の字かも。うーむ、これも欲しい。きっとデジタルレコーダーのクラウンのようになるかも(いつかはクラウン・・・・)。

でも、お金ないしなー(笑)

▼只今掲示板にてNAMM開催中!

http://www.dipss.com/cgi-bin/user/keijiban1/lightba1.cgi

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年03月01日号 No.0044】
ライター:
ひじり

「パソコンが楽器になる日 RibirthRB338」

しかし、贅沢になったものである。

金があるというのはおそろしいもので、ついに、またもや、性懲りもなく、パソコンをゲットしてしまった。半分は借金である。まあ、「若いうちは買ってでも苦労をせー」、ちゅーことで、カシオのFIVAというA5サイズのモバイルパソコンを買ってしまったのだ。もちろん嫁には内緒である。使い心地はというと…あ、そうだ、これはモバイルじゃなくてDTMのコラムだったのだ。

本題の前に一言いいたい。このコラム「ぶらぶら****」でしょ。このタイトルぼくが決めたんじゃないっすよ!つまり、この編集者である国沢嬢etcが決めたんっすよ。しかし、なんで「ぶらぶら」やねん…。やっぱ、ぼくってぶらぶらして見えるのかな??昼夜問わずに働いているのに。なんででしょ??

ということで本題である。

正直なところ、今日の今日までパソコンが楽器になるなんて考えもしなかった。というより、パソコンなんぞに楽器レベルの音がでるわけがない!!と固く信じていたとでも言おうか。この考えはある意味信仰のレベルにまで達していたのである。

もちろん考えてみれば、現在のシンセサイザーはパソコンに鍵盤が付いただけの代物である。それはわかっている。しかし、楽器メーカーには、デジタルからアナログへ変換し、その音を拡大するという基本ともいえるアナログの技術があるのだ。それがどうだ?!

あるきっかけでReibrth338をさわる時間があってからというもの、木から落ちるリンゴを見て引力を発見したニュートンのごとく、あるいは、偶然にも出会ってしまった3年前に別 れた女のごとく、考えが変わってしまったのだ。こいつは使えるという噂を聞きつけ、早速デモ版をダウンロードして使ってみたのだが、うちのマシン、サウンドカードにサウンドブラスター(17000円程度)を使っているだけだが、かなりいい音がする。はっきり言って使える音なのだ。最近どうしてもヒップホップ系のアナログマシンをほしいと思っていたところだからなおさらなのかもしれない。型落ちで叩き売りをしていたローランドのMC-303も29800円でお買い得であったが、これだけの音がでるとなると似たような値段のRebirth338もお買い得であるのは間違いない。

音はといえば、実にピュアである。もちろんサンプリング(ただのサンプリングではないらしい)された音なのだが、使いやすい音に仕上がっている。シンセベースの音もしっかり低域がでていて十分使えるレベルにある。ほか、ピロピロといった古代シーケンサーフレーズもたくさんでるのだが、とにかく、このドラムとベースの音には脱帽である。これさえあれば、グルーブ系は制覇したのも同然だ(言い過ぎか??(笑))。

それに、なんと言っても画面がいい。キースエマーソンやリックウェイクマン(若い連中にはわからんかもな)にあこがれていた頃、勉強中ノートに落書きした、シンセサイザーの絵にそっくりである(笑)つまみだらけの機械はまさに男のロマンそのままだ。アナクロで昔懐かしいパネルが、実に「さわってみよう!」と言う気を引きだしてくれるのだから不思議な物だ。最近のソフトシンセのアナログチックな画面 を見ていてきづいたのだが、実のところ楽器としてこれは重要なことなのではないか?このアナクロチックなパネルを見ているだけで、なんとなく創作力が体の中からフツフツと湧いてくるのである。しかも、この操作パネル画面 は、あのwinampと同じように取り替えることができるのである。便利この上ない。

で、Rebirth338とは何なんだろうと興味を持った人は、こちらにアクセスして欲しい。

http://www.apple.co.jp/creative/music/midi/products/sources/9704/rb338.html

ついでに、demo版もゲットだ!!

http://www.propellerheads.se/x-home.htm

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年04月19日号 No.0050】
ライター:
ひじり
「日本の住宅事情、悲しいことばかり。」

楽器のカタログを見ていると、よく出てくるのが「日本の住宅事情」という単語。なにかと狭い訳だなこれが。3LDKのマンションでも欧米に比べると狭い。狭い日本の住宅事情にあわせた楽器。楽器というのは本来心のゆとりを持って接するべきなのだが置いておく家にゆとりがない。家屋が隣接しているから音が隣近所にやかましい。悲しいことだ。バブル崩壊は崩壊したとはいえ世界の一流国と言われる日本の割には現実は厳しい。日本の真の豊かさはいつくるのだ!!

なんてことを書いていると欧米の物欲主義に走りすぎとか、日本の精神文化を見直すべきだとか非難を受けそうだが、非難もなにも、ぼくの場合は、只々、物欲である(笑)しかし、物欲のぼくでも、自分の部屋の状況を鑑みて商品を選んでしまった。それがYamaha CBX-K1である。
http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/others2/cbxk1/index.html

なにせ、小さい。ありがたいことである。ついでにスケルトンモデルを買ったので、けっこうかわいい。パソコンをおいてある長机の上にちょこんと鎮座する。それでいて37鍵もついている。

それだけなのか!といわれるのも悔しいので(笑)値段の高い高級入力キーボードも使っているのでご紹介(笑)DUP-1という“ほとんどマンマ電子ピアノ”で、ピアノやエレピ、そして両手を使って入力する場合この高級DUP-1を使う。DUP-1はタッチがピアノ鍵盤になっているので、そのベロシティの解像度やいかに。ペダルもハーフペダル可なのだ(38万もしたのだからあたりまえだ)。
http://www.yamaha.co.jp/product/pi/prd/dup/index.html

で、その他のパート、特に、ぼくの場合、ピッチベンドをあらゆるものに利用するので、それようの入力キーボードとしてCBX-1Kを購入したのである。なにせ、1万数千円のCBX-K1なので、実際余り期待はしていなかったのだが、使ってみてびっくり。ぼくのようなリアルタイム入力をするものにとって、鍵盤のベロシティの感度とピッチベンドの使い心地は、いわゆる入力キーボードの“いのち”みたいなものだ。指の感覚がうまいこと音源に伝わらなければ、音に“魂”が入れられないのである。職人が道具に気を使うがごとく、音楽制作にも入力用キーボードなのだ。
で、このCBX-K1なのだが、けっこうイイ感じぃなのだ!!ベロシティの効き、というか、タッチの具合、そしてピッチベンドのかかり具合、どちらも弾いていてとても気持ちがいい。そう、気持ちがよくなきゃならないのだ。ここが基本。これが一番大事!!

もちろん、DTM入力用としても基本ができてるし、小さくて、狭い部屋にも最適!(笑)
しかし、ぼくは、さらに、こいつを進化させる!!なんと、ギターのストラップをとりつけて、ライブで弾きまくるのだ!!!しかし、ライブなんていつするんだろう(笑)  


<ひじり>

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ぶらぶら楽器レビュー【'00年05月10日号 No.0052】
ライター:
ひじり
「PCはオーディオになり得るか」

あ〜。一度挑戦してみたいのが、このコラムを携帯で書くこと。電話の数字キーで文字入力って大変じゃあーりませんか?いったい何時間かかると思います?でも、きっと新時代の新人類は携帯の数字キー入力が一番早い!なんて人も出てくるかもよ??こんなことは、どーでもいいので、先に進まなければ!(笑)
 
先日「DIME」という雑誌を読んでいたら、ベストバイPCと称して最新パソコンの比較をする記事がバシッ!と目にとまった。今はパソコンでお気に入りのTV録画ができたりMDコンポが内蔵されていたり、いろいろあるんだな〜と感心至極。メーカーもいろいろ付加価値つけて売らなきゃならないのだろうと一人うなずいたりしているのだが、考えてみれば我が家のPCも既に下手なコンポより音がよくて、操作性はラジカセなみのオーディオ機器と化していることにハタ!と気づいた。
我が部屋に鎮座するPCは古色蒼然とはしているが、とりあえずCPUはAMDの336Mhzである。ソフマップで購入した17000円のサウンドブラスターのサウンドボードを後付けして、
http://japan.creative.com/
そこからオーディオアウトからオーディオ用のアンプにつないでヤマハのスピーカーNS-10で音を聞けるようにセッティングされている。簡潔明瞭に言うならば、PCを普通 のオーディオにつないで再生できる状態なのである。“音”はといえば、これがやっぱり、当然ながら、あたりまえだぞ!CD並の音が出るのだ!!もちろん再生するのはMP3ファイルである。Winampというソフトで再生するのだが、
http://www.winamp.com/
操作型と音質を鑑みれば、一般のコンポオーディオに何ら遜色のない出来なのだ。ちなみに、同じアンプとスピーカーで一般 のCDを再生する時の音質と全く変わらないことも追記しておこう。たまぁぁぁ〜(笑)に部屋の掃除をするときは(模様替えに近いかも)、この自称“PCラジカセ”をならしながらご機嫌に掃除を進めるわけである。なにせ10Mbyteのケーブル回線でインターネットをしているのでMP3ファイルも落とし(ダウンロード)放題である。MP3ファイルはだいたいにおいて1分1Mと考えていいので、5分の曲であれば約5M、うちのケーブル回線を使うと1曲3分ほどで落とせるのだ。(もちろん相手のサーバーの状況があるのでケーブル回線の能力が100%発揮できることは少ないぞ)。環境さえそろえば、まさにMP3を使ったPCラジカセ化計画も完了と言うところだ。使ったことがないのでわからないがISDN回線を使った場合MP3ファイルをダウンロードするのにどれくらいの時間がかかるのだろうか。なんか大変そうな気がするのだが…・。本格的にMP3ファイルをネットから落とそう(ダウンロード)しようと思うのなら、ケーブルテレビ回線などを使った高速回線がやっぱり便利であることに間違えない。

ケーブル回線をひく(設置)くらいなら、CDをたくさん買い込んだ方がいいじゃないかぁ〜、というご意見もあるだろう。そりゃぁ、そのとおりだ(笑)。でも、MP3ファイルで提供されている音源はおもしろいぞ!!なんちゅか〜、べりーぐっどだぁ!ぼくのよく聞いているMP3の出所は
http://www.mp3.com/
なのだが、さすがMP3の本拠地というか、あらゆるジャンルの音源が揃っている。
しかも、いわゆるインディーズものなのか(英語がわからんので、わからん(笑))、すごく、元気なバンドが多いのだ!きっとデビュー前のバンドが多いのか、このサイトの編集者の感性がいいのか、落として聞いている音源はどれも、パワフルで、楽しい内容になっている。商業音楽にはない音楽の本来持つ楽しさというか、感じるんだな〜。音楽として大事な部分を思い出させてくれる。

日本でもインディーズ系のMP3サイトが元気だ。検索サイトでMP3と打ち込んでみれば、結構国産(?)MP3サイトが増えてきたことがわかる。手前味噌ではあるが、自称大人のミュージック「Koh@ru」もそうなのだ、ここは、わたしひじりが作っているサイトなのだ!!
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4366/index.html

それから、それから、めちゃめちゃかっこいいのが、ここ「Silly」
http://www.linkclub.or.jp/%7Ehueda/artisthtml/artist.html
ホントに日本人離れしたかっこよさ。この人の歌だけはMDに落としてまで、何度も聞いています。イイ感じですよ〜。音の作り方も、歌詞も、なにもかも、プロって感じです。デビューして無くても凄い人っていてるんですよねー。

 

<ひじり>

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ぶらぶら楽器レビュー【'00年05月17日号 No.0053】
ライター:
ひじり
「JV1010は小さな巨人なのだ(その1)」

GWもいつの間にか過ぎていってしまった。そして年末に大枚はたいて買ったJV1010をようやく弾く時間がもてるようになった。なにせ、年末から今まで忙しかったっすからねー。でも、まあ、大枚といってもなんと言っても定価が55、000円しないんだから安いわな。

さてさて、このJV1010いろいろさわってみると、なかなかよろしいじゃん!買ったのはよいが、実際のところ、「なんでこんなもの買うてしもうたんやろ…」と後悔していた。なんか、他の音源を買った方がましだったんでは…・と。そんな思いと、忙しいので、今の今までさっぱり触ることがなかったのだが、いろいろ触ってみると「イイ音するじゃん!」とすっかり見方がすっかり変わってしまったぞ。

JV1010というのは、ローランドが誇るJVシリーズの音色をなんと最大1000音色以上、買っただけでも895音色ぶち込んだハーフラックサイズの音源なのだ。見た目はDTM音源と変わりないので使い勝手からするとSC8850などのDTM音源の方が良さそうなもんだが、ぼくのようなシンセ信奉者にとっては「JV直系」という宣伝文句がとても耳に心地よく響いたのと(笑)、それから予算の関係で(SC8850は10万以上するんだぞ!)JV1010しか買えなかったのが本当のところかもしれない(笑)

使い勝手はやっぱりSC8850などのDTM音源のほうが良いのかもしれない。SC8850などは楽器に固有にかけられるエフェクトを複数持っているので、オルガンにはロータリースピーカー、ギターにはディストーション、エレキピアノにはステレオでワウを、ベースにはコンプレッサーと別 々のエフェクターがかけたいものだ。(SC8850のエフェクトはリバーブ(8種類)、コーラス(8種類)、ディレイ(10種類)、2バンド・イコライザー、インサーション・エフェクト(64種類)なので、実際にはこんな風には使えないのだが…)

それに、DTM音源はPC上のシーケンサーソフトで楽器のセレクトから、音色のコントロールまで様々な要素が自由にコントロールできるようになっている。音源一台だけですまそうという場合はDTM音源を選ぶべきであろう。同時発音数だってSC8850 は128音とJV1010の2倍である。しかし、ぼくの場合複数の音源をMIDIでシステムを組んでいるので、JV1010を1つの音源として使う場合が多いので十分なのだ。もちろんJV1010だってDTM音源のようにマルチパートでの演奏にも対応しているし、PCと直接つなげるシリアルポートも搭載している。

JV1010の便利なところは、膨大な音色から目的の音色をスピーディに探せるパッチ検索機能。ピアノ、キーボード&オルガン、ギター、ベースなどの楽器音が、そのカテゴリーごとに分類されているので、フロントパネルのツマミ操作でダイレクトに各カテゴリーを指定して音色を選ぶことができるのだ。実際にこれだけ音色数があると、取扱説明書の音色リストを見ながら音色を選ぶのには大変な手間がかかる。パッチ検索があるおかげでやっと使えるのだなこれが。それから、典型的なフレーズで音色が確認できるフレーズ・プレビューも便利な機能の一つ。ボリュームツマミを押すだけで選んだパッチの音色を、外部MIDIキーボードを使わずにJV-1010だけで発音/確認できるのも便利。しかし、よく聞いてみると結構同じフレーズを使い回しているのがなんともかわいい(笑)

「音源は音が命」である。芸能人は歯が命…。音がよくなきゃなんにもならない。895音色あるからって、すべてが”使える音”じゃないことは確かだ。でも、さすがはカタログにJVシリーズ直系と書いてあるだけあって、はっきり言って”使える音”が満載されているのだぞ!それらの音を次回から紹介していこう。

************************************
おまけ JV1010の主な仕様
● 音源:PCM方式 ●パート数:16(パート10はリズム・パート) ●最大同時発
音数:64音 ●プリセット・メモリー:パッチ=895(インターナル640+オン・
ボード・エクスパンション255)、パフォーマンス=64、リズム・セット=18(イ
ンターナル10+オン・ボード・エクスパンション8) ●ユーザー・メモリー:
パッチ=128、パフォーマンス=32、リズム・セット=2 ●ウェーブ・エクスパ
ンション・ボード(別売):最大1枚 ※各ウェーブ・エクスパンション・ボー
ドには、ボードのウェーブを使ったパッチ/リズム・セットが記憶されていま
す。 ●エフェクト:EFX=40種類、リバーブ=1種類(8タイプ)、コーラス=
1種類 ●接続端子:アウトプット・ジャック(L<MONO>、R)、ヘッドホン・
ジャック、MIDIコネクター(IN、OUT、THRU)、コンピュータ端子(Mac、PC-1、
PC-2、MIDI) ●電源:DC 9V(ACアダプター)●外形寸法:218(W)×237(D)
×45(H)mm ●重量:1.4kg
************************************


 

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年05月24日号 No.0054】
ライター:
ひじり
「JV1010は小さな巨人なのだ(その2)」

前回の続きをがんばろう!
ということで、今回はがんばってMP3データまで作ってしまった。全部ひじりくんのリアルタイムの手弾きだぞ!今後これが続くかは謎だ。というより、ぼくの忙しさによるわけだ(笑)MP3データといっても、5.4Mbyte近くあるので、結構でかいぞ。聞きたい人は聞いてみてくれ!
せっかくだから、ノートパソコンのスピーカーやパソコンにたまたまついてきたスピーカーで聞かないで欲しいなぁ。ちゃんとしたアンプとスピーカーで聞いてもらえると嬉しいぞ!!

今回はピアノ系だ。ぼく自身はヤマハのDUP-1とFM音源があるのでピアノ系の音には事欠かない。ピアノ系のデータは音色数も食うので、それぞれ音源を持つのも理にかなっている。しかしまあ、聞いてみたい人もいるのだろう(いるのかな?だいたい、これを読んでいる人もいるのかな?)ということで、まずはピアノ系から紹介することにしよう。

もちろん、我が家の38万もしたyamahaDUP-1の音とJV1010を比べるとさすがに劣る。これは比較すること自体が間違えである。だってJV1010は5万そこそこなのだから!しかしながら、これでいて結構使えることに間違いはない。細かいタッチの音色変化こそ無いが、そこそこしっかしした音が出ているのに驚いた。
ということで、ここからはMP3データを聞きながら読んでみてくれ!

http://www.dipss.com/user/midi/jvpiano.mp3
※MACの人は「右クリック>対象ファイルを保存」とかいう方法で一度自分のHDに保存してから聞いてくださいね!(やりかたはMACの人に聞いてください〜。わたしゃ、MACは全然わからへん)
-----------------------------------------------------------------------------------------
□編集部□
▼Macの場合
http://www.dipss.com/user/midi/を表示させて、「jvpiano.mp3」の上でカーソルを押し続けて…
★IEの場合「リンクをディスクにダウンロード」→HDに保存します
★Netscapeの場合「リンクを別名で保存」→HDに保存します
-----------------------------------------------------------------------------------------
■St.Concert
ピアノカテゴリートップの音だけあって、そのまんまピアノである。ちょっとジョージウインストン風に決めてみた。最後の低音も含めて結構しっかり音が出ているのがよいっすねー。ただ、冒頭にも書いたけど細かいタッチのニュアンス
は出ない。そりゃ、しゃーないわな。バンドの音のようなアンサンブルの中では十分使えるはず。

■Piano1
ちょっとコモリ気味のピアノ。案外こういう音が使いやすかったりする。

■St.Pno&Str
ストリングスのアンサンブルとピアノが一緒になるという豪華版だ。バラードのイントロ部分などに使えそうだ。ストリングスの音がいいよね。

■PianoStrings
前出のSt.Pno&Strはストリングの音が大きかったが、こちらはピアノ中心でストリングスがバックで静かになっている。フレーズ的にはすこし叙情的なものを弾いてみた(笑)ストリングスがレイヤーになっている訳ね。ちょっと泣かせる
(笑)

■LA Session
LAというくらいだからロサンゼルスのセッションなのだろう(ホンマかいな?)。
フレーズもチョッチジャージー(ジャージとちゃうぞ)なものを弾いてみたぞ。
チャキチャキのピアノとエレキピアノをあわせてある音色。

■SA Rhodes1
まさに、ローズの王道。ローズって知ってます?元祖エレキピアノみたいなものかな。
鍵盤を弾くとピンみたいものをたたいて音を出す。電子的なものじゃないんですよ。この音色では、ぼく的にこういうフレーズを弾いてしまうね。でもちょっと音の厚みが薄いかな。

■Dig Rhodes
パワー感のあるローズって感じぃ。迫力ありますよね。

■SA Rhodes2
先ほどのローズにフェイザーというエフェクターがかかっていて、なんとも気色良い(笑)フェイザーはエレキピアノ系には、必須その1のエフェクターですね〜。

■MK-80Rhodes
MK-80ってたしかローランドのエレキピアノだよね?たしかローズの名前を買って…。詳細忘れました。どちらかというとDX系のエレキピアノに近いかも。キラキラって感じがたまりません。これもバラードのイントロだね〜。

■Tremo Rhodes
トレモロは必須エフェクターその2ですね。ちなみにトレモロというのは音量 の周期的変化。
古くはベンチャーズのトレモロギターですね。

■West Coast
ウエストコーストでしょ。フレーズ浮かばないですよー(笑)ということで、こんな風に弾いてしまいました。エレピとストリングスのアンサンブルなんですよね、これが。なにがウエストコーストなんだろうってわけで(笑)



 

<ひじり>


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年05月31日号 No.0055】
ライター:
ひじり
「JV1010は小さな巨人なのだ(その3)」

月曜から土曜日まで朝から晩まで働いて、日曜にはこのメルマガのネタ作り。いったい何をやっているんだか…・、他にすることないのか?ぼくの人生これでいいのだろうか?
考えても見れば、JV1010なんて半年前の商品だし、半年前といったらこの世界、PCよりはマシだろうけど結局は旧製品。なんかなぁ〜。しかし、根暗でインナーなぼくにはちょうど良いのかもしれない…・(それも、悲しいぞ!)
まあいいかということで、今週もMP3データーをせっせと作ってみたので、そいつを聞きながらの音色紹介を続けよう!
http://www.dipss.com/user/midi/jvacg.mp3
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▼Macの場合のダウンロードの仕方
http://www.dipss.com/user/midi/を表示させて、「jvacg.mp3」の上でカーソルを押し続けて…
★IEの場合「リンクをディスクにダウンロード」→HDに保存します
★Netscapeの場合「リンクを別名で保存」→HDに保存します
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今回はアコースティックギターの紹介。音色数がやまのように、めたらやったらあるJV1010ではるが、やはりサンプリングネタマシンとしての本領はアコースティック楽器、つまり、生楽器にあるといえる。生楽器をそれらしく鳴らしてこ
そのサンプリングネタマシンなのだ!!JV1010のなかでも、ストリングス系とこのアコースティックギター系はなかなか生楽器らしい音がしていると、ぼくは評価している。

■ SessionNylon
音色名はセッションナイロン。つまりセッション向きのナイロン弦生ギターとい
うことだ。聞いてみてどうだろう。なかなか泣かせるではないか!叙情的なフ
レーズからラテン系まで広く使えそうだ。しかし、ぼくが弾くとどうも演歌系に
…。やはり日本人の性か(笑)

■ DEMO Nylon
JV1010の内蔵デモ演奏に使われている生ギターだ。先の音色より高音域が出てい
る。アンサンブルで音が立つようになっているのだろう。

■ Nylon&Str
ギターとストリングスが一緒に鳴ってくれると言う便利音色だ。JV1010はこの系
統の音が多いなぁ。この音色だけで映画音楽や環境音楽で使えそうだ。こういう
のは便利で使いやすかったりする。

■ Nylon&Flt
これもギターとフルートが一緒に鳴っている。単音でアンサンブルの上にのっけ
てみるとおもしろいだろう。本当はこんなフレーズよりラテン系の派手なリズム
に乗せてみると良いのかもしれないなぁ。

■ DesertCrystl
デザートクリスタル??なんのこっちゃ??オーケストラの上にギターがのっ
かっている。ということで、少しオーケストラ風(?)のフレーズで攻めてみ
た。ちなみに、ぼくはまともにクラシック音楽の教育を受けたことがありません
(笑)

■Solo Steel
これはおもしろい!JV1010の音は、一つの音色に対して複数のwaveを使っている
場合があり、この音色に関しては4つのwaveが使ってある。先に出てきた、ギター
とストリングスとか、ギターとフルートなどは、鍵盤を弾くと2つのwaveが一緒に
鳴るという単純な使い方になっている。この音色の場合は、音域によって出てく
る音が割り振られてある。つまり演奏方法によいって、一つの楽器をよりそれら
しく聞かせる仕掛けで複数のwaveを使っているのだ。
聞いてみるとわかるのだが、普通のギターの弦の音以外に、キュッキュッキュと
いう指が弦を滑る音と、ポーンというハーモニクスの音が出ているのがわかる(も
う1個はなんだろう?)。弾いていると、なかなかやめられない(笑)はまってし
まうわけやねこれが!!
JV1010の中で一番好きな音色かな。

■ 12str Gtr2
いわゆる12弦ギター。ギターの弦は普通6本なのだが、広がりのある音を出すため
に倍の12本の弦が張ってあるギターのシミュレーションだ。同じ張りの弦が2本づ
つ張ってありその2本の微妙なチューニングの違いがコーラス効果を生みだして広
がりを作るのだ。これは、ちょっと、ギターのコード奏法であるスリーフィン
ガー風に弾いてみたぞ。

 

<ひじり>

 


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年06月7日号 No.0056】
ライター:
ひじり
「JV1010は小さな巨人なのだ(その4)XP30も」

昔の話だが、テレビのCMで「オロナミンCは小さな巨人です!」と言っていたのはあの大村昆だった。あの頃はオロナミンCに牛乳や卵を混ぜてオロナミンセーキなどという、月に100種類は新製品が出るという昨今のマゼマゼジュースの先取りをしていたものである。
(なつかし看板堂) 
http://www2.tokai.or.jp/jsbar/bekkan.htm

そして、大村昆といえばなんといっても江戸むらさき。海苔佃煮といえば、大阪ではやはり「アラ」なんですよねー。ぼく的には現在のところ「アラ」を越える海苔佃煮は存在しないと思っている。あったかいご飯に「アラ」をちょいっとのせて…・。むむ腹が減ってきた(笑)
しかし、時代も変わってオロナミンCの製造元である大塚製薬のホームページからも大村コンの姿はなくなり、完全に巨人軍選手ばかりにいれかわっている。
(大塚製薬CM) 
http://www.otsuka-adview.ne.jp/
(巨人)
http://giants.yomiuri.co.jp/
大阪人のぼくとしてはやはり金でなんとかしようという長島巨人より阪神ですかねー。
(阪神)
http://www.hanshin.co.jp/tigers/
シーズンも最初だけ良くて、それでいて昨今のあの負けっぷりが…たまらないのかも。でも、大阪の人の中にも巨人ファンも大勢いたりします。といいつつ、本当のところあまり野球に興味がなかったりして(笑)

ということで、今回はJV1010シリーズ第四弾!考えてみれば、XP30も中身はほとんど同じなのだから、この音色を聞いて気に入れば、XP30を買ってみるのもよい。こういっちゃなんだが、ローランドは安くていい音がする。こんなことを書くとローランドの人が見たら怒りそうだが、時代は安くて良いもの!というのを求めているは確かだ!それに、このコラムを書き始めて何年か経つが、反響などというものは微塵も感じたことがない、ということはだーれも読んでないのかもしれないので、好き勝手に書かせてもらおう(笑)
ということで、今週のMP3データはこれだ!!
http://www.dipss.com/user/midi/jvkey.mp3
------------------------------------------------------------------------
▼Macの場合のダウンロードの仕方
http://www.dipss.com/user/midi/を表示させて、「jvkey.mp3」の上でカーソ
ルを押し続けて…
★IEの場合「リンクをディスクにダウンロード」→HDに保存します
★Netscapeの場合「リンクを別名で保存」→HDに保存します

さて、今回は、ピアノ・エレキピアノ以外のキーボード系音色を紹介するぞ。こ
のデータをある人に聞かせたのだが、「眠たい」の一言。ちがーう!癒し系なの
だぁ!わしを大阪の坂本(すいません)と呼べ!と言ってやったのだが、確かに
眠たい。最近、自分で弾いていて眠たくなるのはこれが原因なだったんだ!と気
づいたぞ。

■ Pretty Bells
直訳、かわいい鈴。なにがかわいのだろう?(笑)デジタル系バリバリの鐘の
音。エレキピアノ発展系ともいえるだろう。短音でアンサンブルの上にかぶせる
のもいいのでは。

■ MusicBells
Pretty bellsと似たような感じではある。デジタルシンセがアナログシンセと違
うぞ!という意味の代表的なキラキラした音色。どのようなアンサンブルの中で
も埋もれてしまうことがない。こういう音はメインの後ろでアクセントにそっと
流すのがかっこよろしい。

■Chidlike
聞いてもらうとわかるがいわゆるオルゴール。癒し系CDとして、例えばサザン
の名曲をオルゴールでとか、ユーミンの…・なんていうのがよくあるが、それ専
用のオルゴールを作るなんてことはせずに、この音色を選んでシーケンサーで鳴
らしたものであろう。

■MusicBox
昔の遊園地やサーカスなどであったピエロが操る手回し式の楽器。しかし、これ
に気づいたのがこの原稿を書くときで、収録してあるフレーズはまるで違う
なぁ。早く気づくべきであった(笑)

■Stacc.Heaven
天国重ね。直訳は意味不明だ。しかし、この手の音色を外人がネーミングする
と、なんとかヘブンとか、ヘブンなんとかになるならしい。ヘビメタの曲名にヘ
ル(地獄)というタンゴが乱発されるのと同じ傾向であろう(笑)弾いていると天
国に上る気持ちになってくる。お迎えがくるのはまだ早い。

■FantasicJV
ファンタジック…。これも外人が好んで使う表現である。ヘブン系よりは少し軽
めがファンタジック系なんであろう(笑)JVというのはローランドの代表的なシ
ンセサイザーのこと。

■VswVibrafon
いわゆる木琴である。木琴というと小学校の音楽の時間を思い出すが、ジャズな
どでも多用されている。ということで、ジャズフレーズで攻めてみた。

■FullStops
オルガンというのをご存じであろうか?ドローバーというものがたくさんあっ
て、不規則な正弦派を発生させる音源部がいくつかあって、それぞれのボリュー
ムを決めるのがドローバーである。オルガンも正弦派を使ったシンセみたいなも
のであったのだな。そのいくつもあるドローバーを全部いっぱいいっぱいまで引
き出した音。

■BalladB
オルガンの代表格がハモンドB3である。というかB3がオルガンの代名詞でもあ
る。ジャズの世界から始まってロックや現代のポップスまで様々なジャンルで使
われ、すべてのシンセサイザーのオルガンのシミュレート元である。このB3のバ
ラード向け音色。チープでニョロニョロしたところがたまらない。

■PurpleSpin

なんといっても、誰でも知っているのがディープパープルである。このディープ
パープルのオルガン奏者ロジャーグローバーが使う音色がこれである。JVは安い
くせに、圧倒的な音圧感がある。これはすごいことだ!楽器として優れた部分で
あると思う。

■Cathedral
アナログシンセしかない時代、キーボディストの夢は、シンセサイザーを使って
ストリングスの重厚なアンサンブルと、そして、壮麗なパイプオルガンを再現す
ることであったと言っても過言ではない。それがこんなにも簡単に…。便利では
あるが夢のない時代になったものだ(笑)

 

<ひじり>

 


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ぶらぶら楽器レビュー【'00年06月14日号 No.0057】
ライター:
ひじり
「S80は20世紀最高のシンセサイザーになり得るか」

はたして、現代においてシンセサイザーの価値とはなんなのだろう?そもそも、シンセサイザーとは何か?20世紀の終わりを迎える昨今、音楽を取り巻く状況をもう一度見直して見よう。
 
コンピューターの発達によるデスクトップミュージックという新しい分野の創出、鍵盤演奏などまるでできなくてもパソコンの画面 に音符を並べていくだけである程度のレベルの音楽が作れる時代。また、メモリーの大容量 化と低価格化はCDやレコードのフレーズをサンプリングして音楽を作る安価な機械の出現を促した。そして、それらがグルーブ系の音楽を生み出し、若者のファッションそのものにまで拡大していく…・そんな時代。
こんな時代に鍵盤の演奏能力を問われるシンセサイザーの存在価値はあるのか?シンセサイザーというのは、あの太平洋戦争中、航空兵力時代と言われながらあえて大砲巨艦主義を無理矢理具現化した戦艦大和のような、メーカーのエゴなのか?

しかしながら驚く事なかれ、S80は、そんな危惧さえもまるで木の葉のように吹き飛ばしてしまうような圧倒的なレベルのシンセサイザーなのだ。まさに、20世紀最高のシンセといって過言はないと思う。

ヤマハのシンセの歴史は長い。デジタルシンセとして一世を風靡したDX7を含め数々のシンセを世に送り出してきた。S80を見て、ヤマハが一貫して世に問うてきたのはプレイヤビリティだということを再認識させられる。プレイヤーたちがDX7が世に出たとき驚いたのは、それがデジタルシンセということでなくて、鍵盤の強弱が如実に音に現れる電子楽器の出現であった。FM音源の性格上、演奏する指の強弱が極端な形で音色や音量 に現れる。それは当然プレイヤーの感情を伝えるものであり、楽器としての最大の条件なのである。今回のS80に関してはまさにこの部分を突き詰めたシンセサイザーと言えよう。

シンセサイザーが世に出現したとき、プレイヤーがシンセサイザーに望んだのは、重厚なオーケストラストリングスの再現、教会堂のパイプオルガン、そしてピアノの完全なるシミュレーションであった。ストリングスに関してはテープを横並びに並べたソリーナをはじめ、また、昨今のエフェクター内蔵のシンセサイザーでも比較的早期に実現された。パイプオルガンに関しても同じことが言える。しかし、ピアノに関しては、つい最近まで実現が難しかった。ストリングスなどはさほど表情をつけなくても(よっぽどのクラシックは別 として!)けっこう現場レベルで使えたのだが、ピアノに関しては、タッチによる音色や音量 の変化、また、高音部と低音部での音色の違い、サステインペダルによる大量 のポリ数など、身近であるだけに、今ひとつ違う、という結果に終わっていた。しかしながら、S80は、この最後の関門をもうち破ったのだ。

S80の真価はピアノ系の音色を選んだ際に最高レベルに達する。ピアノ系のWAVEに関してはわざわざ専用の回路が内蔵され、その音色と再現性、演奏性は、かなりのレベルの音に仕上がっている。そして、Piano Plug-in Board<PLG150-PF>。これをS80に取り付けたときの音色たるや…・。ピアノタッチとPLG150-PFの組み合わせは、まさにピアノそのものである。S80に内蔵されているピアノも凄いが、ぼく個人としては、PLG150-PFのピアノの音が好みである。

素晴らしいシンセサイザーは極上の料理にも似ている。極上の条件は、とっておきの素材と素材を生かす調理法、そして料理が盛られる器である。S80における素材とは、厳選されよくチューニングされたWAVEデータ、そして調理法とは、演奏者の心を反映させるピアノタッチ鍵盤、器はヤマハが長年育て上げたD/A変換技術とアンプである。ヤマハがピュア再生を至上としたオーディオメーカーであることも忘れてはならない。いくらWAVEがよくてもそれを鳴らすアンプが品粗なものであれば、せっかくのWAVEを生かし切れない。これらの条件がすべて揃ってこそ、最高レベルのシンセサイザーと言えるのである。そしてS80はこれらの厳しい条件をすべてクリアしているのである。

様々な音源を内蔵できるプラグイン思考、そして、XGWorksや音色エディットソフトなどの同梱。ちょっとだけ高価な88鍵ピアノ鍵盤付きDTM音原付入力キーボードでもある。考えても見て欲しい、鍵盤だけ別 のS30にいたっては最新のDTM音源と入力用キーボードをあわせた金額に数万円足すだけでプロ用にも耐え、しかもすべてのソフトが揃った音源と入力用キーボード(はるかに質がいいが)が手にはいるのである。まさにS80は21世紀に向けて開かれたプラットホームなのだ。

正直言って、ヤマハの宣伝は下手だと思う。この素晴らしい機械をもっと世間に知らしめる必要があるのではないか?ぼくはそう思う。

http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/synth/s80/index.html
http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/synth/s30/index.html

 

<ひじり>

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ぶらぶら楽器レビュー【'00年06月21日号 No.0058】
ライター:
ひじり
「JV1010は小さな巨人なのだ(その5)XP30もご一緒に」

今回は業界用語解説付きでやってみよー!
先日、このシリーズのために作った音源をR社(*1)の某氏に聞いてもらう機会があった。以下はその際の記録である

ひじり 「某さん、ただでもいいからデモ(*2)で使ってくださいよ〜。」
某氏 「う〜ん、うちのデモは海外ミュージシャンだからな〜。」
ひじり 「いや、ただ(*3)でいいっすよ〜。」
某氏 「それに、ちょっと古いからな〜。」
ひじり 「まあ、そりゃそうっすけど…・。」
某氏 「まあ、ほら、いい趣味ってことで。」

いい、趣味ってあんた…。
そりゃ今じゃすっかり趣味だけど、元業界人のぼくに、素人相手の落とし方(*4)はないやろ…このおっさんしばいたる!と思ったのだが、某氏はとっても大好きな人なので、まあいいっか(笑)

*1大阪が世界に誇るローランド社。業界ではYがヤマハ、Rはローランドと呼ぶ。
*2商品販促用品。例えばCDで添付するとか店頭で流して宣伝をする媒体。
*3普通はギャラ請求するわな。
*4業界人がわけのわからない素人を相手にするとき、相手を傷つけないように断
 る方法。

ちゅーことで、まだまだ続くJV1010の音色紹介!900音色近くあるのでなかなか終わらないな〜。やるほどにお気に入りの音色が増えていく。
さて今回は、エレキギターとベース音色の紹介。前回まではスーパーピアノシンセDUP-1(*5)で弾いていたのだが今回はピッチベンド(*6)を多用するためCBX-1(*7)で弾いてみたぞ。
http://www.dipss.com/user/midi/jvdgtbs.mp3

*5ひじりくん愛用の38万円もしたアップライトピアノ型電子ピアノ。鍵盤をひく
 とハンマーが動いてセンサーを作動させて音が鳴る。なんと1音色のみ。素晴ら
 しい音がするのだ。
 http://www.yamaha.co.jp/product/pi/prd/dup/dup02.html
*6シンセの奏法の一つ。MIDI情報としても機器間をやりとりされる。シンセサイ
 ザーに搭載されているピッチを上下させるホイール、レバーを使って音程を変
 化させる。楽器をそれらしく聞かせる手段でもある。
*7この間衝動買いしたヤマハのDTM用入力キーボード。ミニ鍵盤だが鍵盤の強弱で
 あるイニシャルタッチまで装備している安くて優れもの。
 
http://www.yamaha.co.jp/product/decbx/others2/cbxk1b/index.html

----------------------------------------------------------------------------------------
■BigHairLd
いわゆるディストーションギター(*8)。これも音圧があってなかなかよろしい。押しがあるっていうんですかね。主義主張(*9)を感じる(笑)ピッチベンドを使ったチョーキングプレイ(*10)が泣かせるでしょ?このへん昔から得意なんっすよ。えへ。

*8ディストーションとはギターの音を意図的にひずませてかっこよくするエフェ
 クターのこと。最近のシンセのエフェクタープリセットの中にも標準搭載され
 ているぞ。
*9昔のロックには主義主張がつきものだった。今は売れればいいらしい。
*10ギターの弦を引っ張って音程を上げる奏法のこと。これができなきゃギター
 じゃない(笑)
----------------------------------------------------------------------------------------
■ FeedMe!
前出のBigHairLdはピッチベンドをいっぱいにあげると1音変化したが、このFeedMe!はピッチベンドをいっぱいにすると1オクターブくらい下がるように設定されている。ピッチベンドで音程を下げてアーミング(*11)のシミュレーションだ。弦をビロビロにしてジャカジャカする感じがたまらない。しかも、ロングトーン(*12)でフィードバック(*13)がかかってくるぞ。

*11ヘビメタの奏法でよくある。ギターのボディの根本側に付いてる弦の終点であ
  るブリッジに棒が付いている、その棒を手前に倒すと弦がたるんで音程がいっ
  きょに下がる。
*12つまり長く伸ばす音のこと。
*13ギター弦の振動がピックアップを通してつながっているアンプがその振動を増
  幅して再生する。その増幅された音が、また、ギターの弦を振動させ…という
  ことが繰り返され、すごい音になること。簡単に言えば、カラオケでマイクが
  スピーカーに近づくとキィィィィィンという音がするハウリング。ギターでは
  意図的にこのハウリングを起こして劇的な表現をする。
----------------------------------------------------------------------------------------
■ Phripphuzz
似たような音だが、これは、弦を弾く瞬間にボリュームを0にしておいて、徐々にボリュームを上げていく、ボリューム奏法(*14)のシミュレーション。つまりスローアタック(*15)な感じなわけね。ギターって本当にいろんな表情がある。泣かせるよな。

*14親指と人差し指でピックを挟んで弦をはじくが、その時暇な小指を使ってボ
  リュームを操作する。弦の弾き始めに音量を0にして素早くボリュームつまみ
 を小指で回して音を大きくする。
*15音がゆっくり立ち上がること。バイオリンなどがそうだ。
----------------------------------------------------------------------------------------
■FingerBass
基本となるGS音源(*16)でもまず出てくるのがこのベースの音色。指で弾くベースってわけやね。なかなかいい音がしている。アンサンブルの中でも十分使いものになりそう。
ぼく的には、スーパベーシストであるマーカスミラー(*17)の音色を収録したJV1010にも搭載できる音源M-BD1の音色の方がお気に入りだが…・。だって、あれって、まんま、マーカスなんだもん。(M-BD1の愛用者なのだ!)。

*16いわずとしれたDTMの規格。XGやGSの原型である。
*17とてもえらーいベーシスト。
 
http://www.prarecords.com/artists/miller/
----------------------------------------------------------------------------------------
■SlapBass1
この手の音色もベース系では王道。いわゆるペケペケという強いピッキングで弾いたベースである。ぼく的にはあんまり好きではないがチョッパー系(*18)ということで。しかしながらチョッパーは実際にはこうはいかない。普通 ベースでチョッパー奏法を使うときは、チョッパーつまり指で引っかける音と、そのまま弾く音のメリハリが重要だからだ。これは全部ペケペケと音がする。

*18ベース弦を指で引っかけて音を出す。打楽器的というかインパクトの強い音が
  する。もともとフュージョン系で多用されていた。
----------------------------------------------------------------------------------------
■WetFletls
フレットレスベースというとまず思い出されるのが今は世を去ったジャコパストリアス(*19)。でも、この音はジャコって感じじゃないなぁ。でも、なかなかイイ感じ。フレットレスベースはフレットがないので独特の音がします。まあ、ジャ
ズ系かラテン系で使えるかな。ジャコといっても、あの小さな魚のシラスのことじゃないよ。大阪ではジャコといいますねん。

*19とってもえらいベーシスト(こればっかりや)。以下は日本のジャコパストリ
  アスファンページのリンクです。
 
http://www.mps.ne.jp/personal/jaco/
----------------------------------------------------------------------------------------
■AcousticBs
これは、いけるね!いわゆるジャズで使うアコースティックベース。もちろんロカビリーでも使うけど。箱鳴り(*20)のいい音がしている。思わず循環行ってしまうね。

*20アコースティックベース(通称アコベ)は弦の振動を、あの大きな箱の中で反響
  させて音を大きくする。箱の素材や形状が音質に影響を与えている。その箱が
  作り出す音響成分。
----------------------------------------------------------------------------------------
■MondoBass
シンセベースの音色もたくさんあるけど、オシレーター数が多い(*21)太めの音を代表に選んでみた。

*21むかしのアナログシンセは発信器というものから音が出ていた。発信器は不安
  定な物で複数発信器があればそれぞれのピッチがずれて(つまり、コーラス効
  果で)分厚い音が出る。それに、複数発信器がある物は高価でもあったのだ。
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<ひじり>