ロードテスト【ソフト】
アイデックス「STORM」

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アイデックス
「STORM」
  ●第6回目 「音楽は宇宙だ。陰陽を現すケプラー」
ライター:ひじり
【'02年07月03日号】


さて、ボク個人の概念からいけばダンスミュージックは、とにかくリズムを鳴ら しておいて、その上で、スクラッチでゴギゴギとレコードを回せばいい・・・ なんてものなのだが、音楽であるからして、やっぱりコード進行があったにこし たことはない。

そこで・・・・・・うーむ、それより、コード進行ってわかる?

無論、そんなもの知らなくても大丈夫。譜面なんぞ読めないミュージシャンだっ てたくさんいるのだ。でも、知っておいたほうが、いいカモー。

コードなんて知らねえよ!

って言われる貴兄にも、われらが「STORM」は優しい手を伸ばしてくれる。それ がケプラーモジュールと呼ばれるものだ。見た目は数珠が内側と外側に2重に配 置されたようなもので、この数珠の玉にコードが設定されている。CとかFmとい うやつだ。

玉をクリックすることによって、「STORM」のすべてのモジュールが指定された コードで演奏されることになる。これがうまいことになっていて、数珠の玉 の隣 同士は、きれいなコードチェンジが出来る様になっている。つまり、数珠の玉 を ひとつずらすと、それらしいコードチェンジが可能になっているのだ。というこ とは数珠の玉を動かすだけで、コード理論など知る必要もないわけだ。

これは余談だが、大阪に走る唯一の路面電車、阪堺線の運転席にも、このケプ ラーのようなものがついていた。
また、このケプラーを見て、内側の輪が陰、外側が陽、それぞれ12の玉 が干支を しめし、コード進行というもは相剋で決められ・・・・つまりコードは世界を現 している・・・なんて思うのはボクだけであろうか??(笑)。この件については その内論文でも書いてみよう。

それからそれから・・・・。

もちろん、シーケンサーも内蔵されいて、各モジュールごとに、プログラミング が可能である。こちらのシーケンサーは見た目は古いが、現代的なものになって いる。「STORM」の場合、各モジュール自体がパターンを持っていて、それらを 適当な番号のパターンで鳴らすことでアンサンブルが構築できるのだが、さらに 曲を作りこみたいときにこのシーケンサーを使い込んでいけば、「STORM」の ホームページのデモデータのような作品が作れるわけだ。

ということで、長かったロードテストもこれで終了。みなさん、ありがとう!!


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「STORM」→   http://www.idecs.co.jp/musicsoftware/storm/index.html


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「STORM」
  ●第5回目 「おいらはドラマー!」
ライター:ひじり
【'02年06月26日号】


今回はドラムマシーンについてである。ドラムマシーンとは、あのドラムセット を機械的に再現するものであるくらいは賢明な読者諸氏にはお分かりのことと思う。

STORMのドラムマシーンは非常にわかりやすい。
スネアやバスドラといった楽器ごとに16個のボタンが横に並んでいて(つまり1小 節の中の16分音符と考えるのだ)、そのボタンをクリックするだけでリズムを作 ることができる。しかも、同じボタンをクリックしていくことで4段階で音の大 きさを決めることもできる。実に簡単明瞭だ。

[Tsunami(ツナミ)]
サザンの名曲ではない。しかし、何で津波なんだろう・・・・。
中身はアナログドラムマシーンである。昔のドラムマシーンの音源は、同時代の シンセサイザーと同じくアナログ音源であった。しかし本物のドラムの音とは程 遠い音がしたもので、当時は「しゃーなしに」使っていたものだ。時代が進んで 本物のドラム音をサンプリングして発音するデジタル録音のドラムマシーンが世 を席巻するのだが、昨今のダンス系ブームでアナログドラムマシーンの音がクー ルということで復活。ダンス系には不可欠のドラムマシーンである。

4つのノイズとさらに4つのオシレーターを持っており、それぞれのノイズとオシ レーターを6つのパラメーターでいじくることができる。また、リアルタイムで このパラメーターをいじくる操作が記録できる。変化にとんだ音を出すことがで きるのだ。

[Meteor(メテオ)] 他
伝統的テクノ・ミュージックに最適なサウンドということだが、アナログドラム マシーンをサンプリングしたものを使うドラムマシーンと思われる。これ以外に もパーカッションを集めた[Puma(プーマ)]、メタリックなエレクトリックパー カッションの[Psion(プション)]、いわゆる一般のドラム音が出る[Hork(ホーク)] と全部で4種類のドラムマシーンを搭載している。この4種類は見た目も、そして 操作も同じで、どれも簡単にリズムが作れるようになっている。

ということで、[Tsunami(ツナミ)]をあわせて5種類のドラムマシーンで、ダンス 系も含めてあればどんなリズムも作成可能である。音だって立派なものである。

いやぁ〜実に便利な世の中になったもんだ。この値段で、これだけドラムマシーン を搭載しているなんて、やはり時代の進歩かな〜なんて、ため息がでてしまう。


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「STORM」
  ●第4回目 
ライター:ひじり
【'02年06月19日号】


さて、前回はシンセサイザーの代表格オルフェウスに迫ってみたが、今回は STORMの中でもひときわ重要なモジュールであるサンプラーについて書いてみる ことにする。

サンプラーは知らないが、天ぷらは知っているという貴兄。あなたは非常に常識 人であるかもしれない。今回ちょっと知っていただいて、知識を深めていただけ ればそれで十分なのである。
サンプラーというのは、[音を録音]→[録音した音を加工]→[加工した音を発音] という仕事をこなすマシーンのことを指す。

音を録音というのは、皆さんが日ごろやっているカセットやらMDに録音するのと やっていることに大差がない。二番目の、音を加工するといった部分は、録音し た音から使わない部分をカットするのが主な仕事。他にもいろいろあるが・・・。
三番目の発音は、キーボードやシーケンスデータで発音させる作業である。

また、最近は、ブレイクビーツといって、例えば、CDの曲の中でドラムだけが、 ♪ドンチャカ♪ドンチャカ 鳴っている部分(こいつを音楽的にブレイクという) を1小節でも4小節でも切り出して、元の曲のBMP(曲のテンポのことだよ)とは別 のBMPで演奏させるための機能がついているのがあたりまえとなりつつある。い わゆるタイムストレッチやら、スライスというのがそれである。

そこで、STORMのシーケンサーなのだが、まずは[H3Oplus(H3Oプラス)]
水の元素記号みたいな名前がついた[H3Oplus]は、いわゆるプレイバックサンプ ラー。録音ができないサンプラーなのだ。こいつの便利なところは、1フレーズ に切り落とされた加工済みのファイルを[H3Oplus]上にドラッグするだけで、テン ポをあわせてしまうという優れものなのだ。
しかも、使えるファイル形式もMP3、WAV、AIFFも標準的なものが押さえられてい る。4つのトラックを持っているので、例えば、ドラム、ベース、ピアノ、サッ クス等、組み合わせも自由だ。これひとつでも曲はできてしまう。

そして[EZ Track(EZ トラック)]
こいつはいわゆるサンプラー。録音、音の加工ができる。簡単に録音ができる上 に、切り取ったデータをドラッグするだけで、[H3Oplus]などで再生することが できる。録音加工が主な機能で、再生は[H3Oplus]で、といったところか。

もうひとつが[Scratch(スクラッチ)]
DJツールと同じミキシング・ダブルデッキ(ターンテーブル)になっており2つの ターンテーブルのフェーダーによるコントロール、スクラッチ・プレイ、ピッチ・ チェンジが可能になっている。わかりやすく言えば、本物そのままの操作がマウ スで可能ということだ。

これをいじっているだけで半日は遊べる(笑)。


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「STORM」
  ●第3回目 「体得。シンセサイザー」 
ライター:ひじり
【'02年06月12日号】


シンセサイザーって何か知っているだろうか?
このメルマガを読んでいる諸氏は「あったりまえじゃん!」って人が多いとは思 うが、わからない人のために説明を。

もう、30年も昔の話になるじゃろかいの。今じゃシンセサイザーの入った携帯で 着メロを鳴らす時代だが、昔は電子的な技術もまだまだな時代で、トランジス ターとかダイオードとかが別々のパーツで売っていたのだ。これらを組み合わせ て従来にない音の出る楽器を作ってしまおう、こいつがアナログシンセの誕生。

しかし、音楽というものは面白いもので、時代が進んでデジタルシンセが世の中 を席巻すると、ブレイクビーツやハウスといったミュージシャンが、珍しがって もう一度アナログシンセの音を使い出した。これが昨今の状況というやつだな。
いわゆるシンセサイザーの特徴は自分で音を作ることができること。昔はどんな 音でも作れるといった夢物語がまことしやかに語られていたのだが、実はそうで はなくて、どんな音でも作れない代わりに、独特の主張を持った音を出すことが できた。そこがかっこいいわけだ。

つーことで、今回はSTORMを構成する、シンセサイザーモジュールを紹介してい こう。

[Orpheus(オルフェウス)]
16ボイスのポリフォニック・シンセサイザー。ポリフォニックというのは16音同 時発音可能ということ(初期のシンセはコストの関係で単音しか発音しないもの 多かった)。 いわゆるアナログシンセの太っとい音がでる。
あらかじめ、64のプリセットパターン(プリセットシーケンスフレーズというべ きかな)を持っており、それぞれにフレーズにあわせた、これもプリセット音色 を64個もっている。
そして、普段はカバーがかかっていてボタン一つで現れる(こういう、どうでも いい仕掛けがかっこいいんだなぁ)サウンド作成パラメーターをいじくりまわす と、どんどん音が変わっていく。いわゆるシンセサイズ、音作りができるという訳だ。
画面左下に、波形コントロールサーフェイスと呼ばれるノブがついており、これをグリグリ動かすと、波形が変わるらしくて、リアルタイムに音の変化をつけることができる。

音色やフレーズを聞いたり、音をいじくってみたり、ノブを動かしてみたり・・ こんなことをしていたら、このオルフェウスだけで1日は遊べてしまうので、ご用心(笑)。
シンセサイザーって何?って人は、こいつをいじくりまわして、シンセサイザー を体得すべし!


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「STORM」
  ●第2回目 
ライター:ひじり
【'02年06月05日号】


とりあえず日本引き分けおめでとう!やったー!
サッカーってよくわかっていないボクなのだが、昨日の対ベルギー戦。すごかっ たわー。感動しちゃいました。
しかし・・・・ひとつ不思議なことがある。海外からのサポーターが何万人とか 言っているが、あの人たちは仕事がないのだろうか?仕事があるが、長期間休ん でいるのだろうか?平均滞在日数はどれくらいなのか?

実にうらやましい。ボクも長期の休みがほしい!!!

さて、最近の音楽製作事情なのだが、ボクはある重要な事柄に気がついたのだ。
音楽というのはまさに感性の世界であるべきなのに、音楽製作のほとんどの時間 を“機械いじり”に費やしているのである。もちろん懸命な読者諸氏は気づいて いるはずである。

ボクなどは新しい音楽ソフトをインストールするために、今年に入って3回ほど PCのハードディスクを初期化している始末。復旧しようとしてあがく時間、初期 化する準備の時間、OSやらなにやらを再インストールする時間・・・・・これだ けでまる24時間×10日間は費やしてる計算になる。10日間もピアノの練習をすれ ば、どれだけ上手くなるのか・・・。

一般的にはこれほどまでないとは思うのだが、なにせ、ひとつのソフトの操作を 習得するだけでも大変な労力を要するのには間違いない。ましてや、この世界、 いわゆるDTMの初心者の皆様は大変な努力と貴重な時間を費やす必要がある。

正直なところ、アナログシンセって何?リズムマシーンって何?っていう読者も 多いのではないだろうか。いやいや決してけなしている訳ではない。また知らな くても恥ずかしいことでもなんでもない。知らないほうが健全なのかもしれない ほどだ。

そこでSTORMなのだが、これが非常にわかりやすい。
ソフトをあれこれ習得する時間が短く、音楽製作にその分時間を配分できる、つ まり、非常にユーザーライクなソフトになっている。

基本はブロック、そう、あのダイヤブロックのようになっているので、各音源モ ジュールをスタジオに組上げるだけで、それなりの音が出てしまう。
それに、アナログシンセってなんですか?という、非常に健全な(笑)初心者ユー ザーの人でも、ブロックを適当に作っていくだけで、アナログシンセとは何か、 リズムマシーンとは何か、ということが理解できてしまう。言ってみれば、シン セ等をつかった音楽製作の基本を理解するためのソフト・・・・ともいえるのが STORM なのだ。


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「STORM」
  ●第1回目 「視聴してみてチョー」
ライター:ひじり
【'02年05月29日号】


大阪はもう夏なのだ。

職場が変わって、ミナミ(大阪のなんば周辺)で仕事をしているのだが、ミナミと いえばアメ村。ピーカンで日差しが強い日にアメ村あたりのオープンカフェで冷コー(アイスコーヒー)でもすすれば、ハワイ気分満喫である。まだ5月だという のに・・・・。

さっそく、読者からお手紙を頂戴した。ボクのコラムで読者メールをいただくことなんぞ真冬に桜が咲くようなものである。内容はといえば、STORM は Propellerhead software社の「REASON」とどう違うのですか?というものである。

http://www.propellerheads.se/

正直言ってしまおう。両方とも自分でデモ版をダウンロードして気に入ったほうを選んでほしい。赤飯を炊こうかというほど、メールをもらえること自体ありが たいことなのだが、やはり音とか操作性とか、価格というのは自分自身が納得するものであって、ボクがどうこういうことではない。どうしてもボクの意見をと 言うのならば、ヤマハのRS7000にしなさいというとんでもない話になる(笑)。

さて、STORMがどれだけかっこいいかという話なのだが、STROM のホームページ に行ってコミュニティ内のギャラリーに掲載されているデータを聞いてみるのが 早道である。

http://www.arturia.com/en/studio.lasso

ギャラリーの中には、まずはアンビエント、ダンス、ドラムンベース、トランス、 ハウスなどのジャンルがあり、その中に、STORMユーザーの作品が並んでいる。 我が家のPCは1.5MのADSLなのでMP3で聞いてみることにする。まだ曲数も少ない のでいろいろ聞いてみたら、これがなかなかいかしているのだ!

そりゃ、STORMのなかには、アナログシンセサイザー、ベースシンセ、アナログ ドラムマシーン、サンプラー、サンプルプレイヤー、スクラッチテーブル、ドラ ムマシーンというモジュールがはいっているのだから、一通りの楽曲ができてく るのはあたりまえなのだが、やはりPCでこんなことができるのだなぁ、と素直に 感心してしまう。

興味をもたれる貴兄、まずはお試しあれ!
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メガフュージョン→ http://www.megafusion.co.jp/index.html
「REASON」→  http://www.megafusion.co.jp/audio/propellerhead/reason2/


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