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新連載! 松前公高の「たった三言」その1

こんにちわ。松前公高です。
僕の連載や原稿、あるいはインタビューはお読みいただいた事のある方もいらっしゃるかもしれません。「あんたの音楽は知らんが、文章は知っとる」という方も多いでしょう。僕の参加したCDは大抵廃盤なので(泣)。今回から連載をはじめさせていただく事になりました。よろしくお願いします。

ネット上での連載は既に一つやっているのですが、WEB上なら、読みたい方だけ読んでいただければよいので好き勝手書いているのですが、メールマガジンの場合、多少一方的な形になりまので、あまりDTMと関係のない文章を書いても、必要のない方には「こんなもん、送ってくんな〜」という記事になってしまいます。

そこで、今回僕が考えた連載は、”松前公高の「たった三言」”。シンセやDTM音源、そしてソフトウェア、コンピューターに至るまで、様々な製品を、たった三言で解説するというもの。ある製品に関して解説を書くのは実に簡単ですが、それが本当に「プロのミュージシャン」から見て、あるいは「アマチュアのユーザー」から見て、素晴らしい製品なのかどうか?をホンネで意見しようというのが主旨です。

実際によくファンや読者の方から「あの機材はどうですか?」という質問をいただきます。しかし、答は常にTPO次第です。例えば確かにプロツールズは素晴らしい。だけどアマチュアが週に一度ぐらい使うのにおすすめかと言えば、決してそんな事はありません。そういう時は失礼だろうがなんだろうが「無駄使いはやめなさい!」と言う事がきっと世のため、そしてその人の為でしょう。レコーディングで少なくとも数百万か、数千万の予算が出る様なプロの仕事に使うのなら、ものすごく安い買い物と言えるし、すぐにモトもとれちゃいます。そういった「予算」や「場」や「音楽の好み」を考慮に入れた上での、僕の機材に関する感想を書いていきたいと思います。

たった一言ではやっぱりちょっと語りきれないので、ここは三言、聞いてやってください。出来る限り新製品に関する言を書きたいのですが、リクエストも受け付けながら古い機材も紹介していこうと思います。よろしくお願いします。


◆ACID(Sonic Foundry/HookUp)
テンポもキーも違うドラムループやフレーズサンプリングが、勝手にキーもテンポも合ってしまう。初めてデモも見せられた時は唖然というか、ショックというか「うっそ〜。信じられな〜い」とコギャルの気持ちもわかるというもの。ただ、価格が安いとは言えないので、ちょっと試しに買う訳にもいかないから、それなりの覚悟がいるのと、テクノ派には超強力な武器になる事間違いなしだけど、それ以外の人には使い道がかなり狭いソフトというのも事実。

◆TRINITY (KORG)
Deeのホームページで、人気シンセナンバーワンに選ばれていましたのでとりあげてみましたが、僕もこれはかなり気に入ってて、ライブでマスターキーボードにしています。ピアノの音も結構よくて、レコーディングでも結局サンプラーよりこっちの方がいいという事がよくあります。値段も下がったし、シーケンサー付きなので、一台でいろいろやるのにも向いていますね。

◆VSC-88(ROLAND)
実際のSC88でまずMIDIデータを作って、それをマック版で再生してみたのですが、ほぼ問題なく再生されました。ただ、シーケンサーで入力や演奏に使うのは、遅れの問題でちょっと厳しいかな。やはり単純にMIDIデータを聴く時専用といった所ですが、値段の安さはかなり魅力ですので、買って損はないでしょう。今回は、第一回という事で、これぐらいにて!。ご意見、ご感想などお待ちしています。


プロフィール

松前公高(まつまえきみたか)

87年エキスポでデビュー。その後、S.S.T.バンドをへて多くのゲームミュージックを制作。
テクノ系アーティストとしてソロアルバムもトランソニック、ソニーなどから発売。
また、キーボードマガジン、サウンドアンドレコーディングマガジンではアナログシンセに関する連載や辛口のレビューで有名。
昨年はソフトバンクより DTMを哲学する!「デジタルミュージックブック」を出版。

リアルオーディオ、DTMのFAQ、日記、旅行記と支離滅裂に満載
「松前公高ホームページ」http://www.pluto.dti.ne.jp/~matsumae/
全然DTMと関係ない?ウェブ版PC Musicとも言えるM-Zineで連載中
「松前公高のオヤジのグチ」http://www.zdnet.co.jp/music/