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■はじめに
ハードディスクレコーディングが普及する市場背景ができあがりつつあるように思う。
また、データの加工の容易さ、音質の高さを考えると、ハードディスクレコーディングが、プロ・アマを問わず音楽制作をする上での
標準的なシステムになるのも、そう遠い将来のことではないだろう。
さて、ここではハードディスクレコーディングの特長を今一度しっかりと確認した上で、あらためてハードディスクレコーディングの活用法を提案したい。
また、テープレスデジタルレコーディングの今後の方向性についても若干考えてみたいと思う。
ハードディスクレコーディング関係の商品も、専用機やパソコンベースのものを含めて数多く発売され、具体的に導入を考えている人も多いだろう。
ハードディスクレコーディングの導入に際して少しでも参考になれば幸いだ。

■ハードディスクレコーディングの特長
ハードディスクレコーディングは、デジタルレコーディングに含まれる。
レコーディング方法による違い
ハードディスクレコーディングの特長 では、ハードディスクレコーディングの特長をいくつかのポイントに分けて具体的に説明しよう。
1.ランダムアクセスによる切り貼り編集
「タイムコンプレッション/エキスパンジョン」
音楽のピッチを変えずに、演奏時間だけを伸び縮みさせるという処理のこと。
「ピッチコンバージョン」
音楽のテンポを変えずにピッチだけを変更する処理のこと。この機能を使うと、例えばピッチの不安定なボーカルの修正や、リミックスの際の曲同士のピッチのずれを補正することができる。
「グラフィック&パラメトリックEQ」
目的のウェーブを切り取ってからEQをかけることで、例えばライブ録りで入ってしまったハウリングノイズを取ることができる。
「その他」
これらの処理以外にも、ウェーブごとに音量レベルを合わせて曲のまとまりを図るコンプ/ゲートや、
5.編集精度が高い
編集精度がテープメディアのものに比べて高いのもハードディスクレコーディングの特長である。
6.拡張性が高い
拡張性が高いこともハードディスクレコーディングの特長である。
7.高音質
テープメディアも含めたデジタルレコーダーが、アナログレコーディングシステムに比べて高音質である理由は、すでに説明した。
8.共通ファイルフォーマットによるデータの互換性
ハードディスクレコーディングでは、AIFFやSoundDesigner2のように幅広く使われているファイルフォーマット対応することで、
つまり、音を一度デジタル信号に変換してから記録する録音方式である。
デジタルレコーディングに対して、一般のテープレコーダーなどは、音というアナログ量をそのまま磁気の変化に置き換えて記録することからアナログレコーディングという。
デジタルレコーディングは、デジタル信号を記録するメディアの違いによって、大きく2種類に分けることができる。
1つは、テープメディアに記録するもの。もう1つは、テープ以外のメディアに記録するものだ。
テープメディアに記録するものの中には、DATをはじめ、8mmビデオテープを使うもの(DA-88など)、S-VHSビデオテープを使うもの(a-dat)、オリジナルテープを使うもの(DRM-8)などがある。
テープ以外のメディアに記録するものには、MDをはじめ、ハードディスクを使用するもの(いわゆるハードディスクレコーディング)、MOディスクを使用するもの(DD1000iなど)などがある。
データの記録方式やデータを記録するメディアが異なることで、各レコーディング方法には大きな違いがある。
デジタルレコーディングと従来のアナログレコーディングの違いは、一言でいうと再現性の違いだ。
デジタルレコーディングは、音を一度デジタルに変換することで、音をメディアに記録する際のノイズや、メディアの不調による音の変質(テープの回転むらなど)、ダビングによる音質の劣化が全く無くなった。
何しろ、データが数値に置き換わっているわけだから、再現性はほぼ完全に保証されているわけだ。
もっとも、連続量である音を、不連続なデジタルデータに変換しているわけだから、必ず抜け落ちる要素は出てくる。このあたりは、いろいろなところで議論されているが、先に進まないので一応置いておこう。
音をデジタル化することのメリットはもっと別の所にもある。
それは、音を記録しやすくなること、音を加工しやすくなること、音を他のデジタルデータと一緒に扱えるようになることだ。このあたりは、ハードディスクレコーディングの特長の中で具体的に説明できると思う。
さて次に、記録メディアによる違いを説明しよう。
テープメディアは、いってみれば1本のひもみたいなものだから、必ず始めと終わりがある。データは順番に記録したり、順番に読み出したりする以外は方法がない
こういった記録方法をシーケンシャルアクセスという。一方テープ以外のメディア、例えばディスクの場合は、板の上にデータを書くわけだから、始めも終わりもない。
好きな場所書き始めることができるし、好きな順番に読むこともできる。
こういった記録法方をランダムアクセスという。
以上のように、レコーディング方法や記録メディアによって、いろいろと違いがあるんだなあ、ということをまず理解して欲しい。
そして、その中でハードディスクレコーディングは、デジタルレコーディングの特長と、ハードディスクというメディアが持つ特長を持っているんだなあ、ということも合わせて理解して欲しい。
ハードディスクレコーディングの最も大きな特長として、ハードディスクというメディアの利点を活かしたスピーディーな切り貼り編集をあげることができる。
2.ディストラクティブ編集と、ノンディストラクティブ編集
これは、ハードディスクレコーディングシステムと、テープシステムの決定的な違いを表している。
テープというのは、シーケンシャルアクセスしかできないメディアである。
だから、たとえデジタルでレコーディングされていても、曲の構成を入れ替えたり、曲のある部分を別の部分に移動したいなんて思ったら、物理的にテープを切り張りする以外方法はない。
ところがハードディスクレコーディングでは、データがディスクの上に記録されているため、読み取り用のヘッドの移動する順番を変更するだけで、
まるでワープロ上で文字を切り貼りするのと同じ感覚で、録音したデータを並べ替えたり、コピーしたりすることができる。
これを応用すると、例えばある曲の任意の小節をカットしてそれをブリッジとして別の曲に挟み込んだり、
ある曲のテイクをいくつも録音してOKの部分だけを切り貼りして1つの曲に仕上げたり、タイミングのずれた音を移動してタイミングを合わせたり、
複数の曲を丸ごと録音してバラバラに切ってから適当につなぎ合わせてリミックスを作ったりなど、
オーディオデータに対して自由な編集を行うことができる。
またハードディスクレコーディングでは、ハードディスク上の同じデータを何度も使うことで、データ量を増やさずに曲の長さをのばしたり、曲を制作する手順を減らしたりすることができる。
これも、ハードディスクのランダムアクセスという性格から生まれた特長である。
ハードディスクレコーディングは、ノンディストラクティブ編集を活用して効率的な音楽制作ができる。
3.リアルトラックと、バーチャルトラック
テープメディアのレコーディング機器では、編集やエディットを行うと必ずオリジナルデータが書き換わってしまう。
こういった、オリジナルデータを書き換える編集方法をディストラクティブ編集と呼んでいる。
ところが、ハードディスクレコーディングの編集作業の大部分は、オリジナルデータを直接変更せずに、データを読み出す順番やタイミングを変えることで行っている。
また、波形自体をエディットするEQ処理やエフェクト処理も、データと処理を別々に記憶しておくことで、オリジナルデータを変更されることはない。
こういう編集方法は、ディストラクティブ編集に対して、ノンディストラクティブ編集とよばれており、ハードディスクレコーディングの大きな特長になっている。
ノンディストラクティブ編集では、思いついたアイデアを何度も試して失敗を繰り返しながら作品の完成度を高めたり、同じ素材から何種類もの作品を制作したりする作業を行いやすい。

ハードディスクレコーディングでは、バーチャルトラックを活用して編集作業をスムーズに行うことができる。
4.DSPによるエディット機能
テープメディアのレコーディング機器では、リアルトラックだけが存在する。
例えば、8トラックのレコーダーだと、データの録音や編集に使用できるトラック数も、同時に再生可能なトラック数も、8トラックということになる。
しかし、ハードディスクレコーダーでは、リアルトラック以外にバーチャルトラックを使用することができる。バーチャルトラックとは、同時再生することはできないが、データの録音や編集には使うことのできるトラックのことだ。
例えば、2トラックのハードディスクレコーダーだと、同時に再生機能なトラックは2トラックだが、バーチャルトラックは何トラックでも取ることができる。
だから、テイクをいろいろ録っておいしい所を切り張りしたり、多くのパートを別のトラックに録って最終的に2トラックにミックスするなど、
バーチャルトラックを活用することで、編集作業をスムーズに行うことができる。

ハードディスクレコーディングでは、オーディオデータをウェーブ単位でエディットすることができる。
まるでオーディオデータをMIDIデータのようにエディットし、データを作り替えてしまうことも可能だ。
ただし、これらの処理はDSPの働きによって実行されているので、DSPを持たないハードディスクレコーディングシステムでは、実行することはできない。
ここでは、DSPの働きによって実行されるオーディオデータに対する処理をいくつか紹介しよう。
この機能を使うと、例えば決められた時間に曲の長さをピッタリと合わせたり、フレーズサンプリングしたリズムのテンポを変更して他のパートに合わせたりといったことが可能になる。
ピッチを変えたいウェーブだけをあらかじめ切り取ってからこの処理を実行することで、部分的にピッチを修正することができる。
また、積極的に音色をエディットしてシンセサイザーのような感覚で活用することもできる。
ディレイ、コーラス、リバーブといった一般的なエフェクト処理もウェーブ単位で行うことができる。
例えば、プロ用のDATでも編集はフレーム(1/30秒)単位でしか行うことができない。
その点ハードディスクレコーディングでは、1/30000秒単位や1/44100秒単位といった恐ろしく細かい単位で行うことができる。
アナログMTRでは、4trから8trにするには古い機器を下取りに出した後、新しく購入しなおさなくてはならない。
しかし、ハードディスクレコーダーでは、単純にもう一台購入して接続するだけで簡単にトラックを倍にすることができる。
というのも、機器間の同期がしっかりとれており、データをデジタルでやりとりすることで音質の劣化が全くないからだ。
デジタル化したオーディオデータに対する批判の声はいまだにあるが、どちらかというと好き嫌いといった議論になっているようだ。
とにかく、ノイズが少なく、再現性が高いデジタルレコーダーは、音楽を製作する機器として非常に優れている。
各ソフト間でのデータの共有化が図られている。

■ハードディスクレコーディングの活用法
シーケンサー感覚の録音方法
あたりまえのことだか、ハードディスクレコーディングでは、MIDIのように音源に縛られることなく、あらゆる音のソースを音楽制作に活用することができる。
1.シーケンサーにハードディスクレコーディングを取り込み
音楽制作に活用する
ここからは、こういった特長を活かして、実際に音楽制作の中でハードディスクレコーディングをどう活用していくかを考えてみたい。
すでにシーケンサーを使って曲作りをしているという方は、現在使っているシーケンサーに新しいトラックを2〜4トラック増やすといった感覚でハードディスクレコーディングを導入したらいいだろう。
2.リミックス用の機器として使用する
シーケンサー+ハードディスクレコーディング機能を最も統合的に使えるのは、Mac上のスタジオビジョン、デジタルパフォーマー、キューベースオーディオ、ロジックオーディオといったソフトである。
これらのソフトを通してハードディスクレコーディングを導入すると、シーケンサーとほとんど同じ感覚でオーディオデータを扱うことができるだろう。
ハードディスクレコーダーでは、オーディオデータをMIDIデータと同じような感覚で扱うことができる。
そういう意味では、コンピューターやシーケンサーを使って音楽制作をしている方にとっては、アナログMTRよりも扱いやすく頼りなるシステムだろう。
例えば、何テイクもの演奏を録音してその中からOK部分だけをつなぎ合わせてOKテイクを作ったり、
ループレコーディングを設定して納得いく演奏ができるまで繰り返して録音したりなど、
まるでシーケンサーでMIDIデータを録音するような感覚でレコーディング作業を行える。
自由なエディット・編集機能
また、ハードディスクレコーディングだと録音したオーディオデータに対してシーケンサー感覚でエディットを行うこともできる。
あらゆる音源ソースを利用可能
例えば、ピッチが不安定なボーカルに対してピーチを修正したり、リズムが不安定なギターのカッティングに対してクオンタイズをかけたりなど。
また、ウェーブを好きな位置でスプリットすることもできるので、ボーカルの1部分だけをスプリットしてその部分にだけ修正を加えるといったこともできる。
こういった機能を駆使すると、生楽器の演奏にいまいち自信が無いという打ち込み派の人でも、完成度の高いデータを作ることができるわけだ。
曲の編集も、シーケンサー感覚で行える。すべてのオーディオデータに対してカット、ペースト、コピーなどの操作を自由に行うことができる。
このように、オーディオデータをMIDIデータと同等に扱うことができるという点で、MIDIシーケンサーとハードディスクレコーディングはとても相性がいいといえるだろう。
たとえば、お気に入りのCDからリフやSEを取ってきたり(著作権には注意しよう)、DATで録音した彼女の声や街の騒音なども音楽制作に利用してしまおう。
DATを持って街の中に音源を集めに回ってもおもしろい。シンセサイザーをさわっているときには想像も付かなかったエキサイティングかな音が手に入るかもしれない。
また、最近テクノハウス系のプロミュージシャンなどは、ギターのカッティングなどをDSPで思いっきり加工し全く別の音フレーズにして曲に挟み込むという方法を使うことがある。
こういった方法も、ハードディスクレコーディングなら簡単にシミュレーションできるだろう。
ハードディスクレコーディングシステムを、リミックス用の機器として活用することもできる。
3.デジタルのMTRとして使用する。
リミックスの手順は簡単だ。古いレコードなどリミックスしたい曲をまるごとハードディスクにレコーディングし、後は曲の構成を変えたり、パートを差し換えたりなど自由に編集を行う。
こういった編集は、ハードディスクレコーダーの独壇場だ。バシバシ変えてしまおう。
もし、MIDIシーケンサー機能を持ったシステムを使っている場合は、MIDI部分で別のリズムを打ち込んで合わせたり、イントロやリフを変えてみたりすると、ますます完成度が高くなるだろう。
こういった手法は、実際にDJやリミックスチームの連中が音楽制作をするときのもと同じだ。
ハードディスクレコーディングを活用すれば、こういった手法が簡単にシミュレートでき、センスしだいでプロレベルの作品を制作することもできる。
ハードディスクレコーダーを、デジタルのMTRとして使用することも、もちろんできる。
デジタルのMTRとしては、8ミリのビデオテープやS-VHSテープを使ったものが商品として発売されており、
データの保存やバックアップということを考えるとそちらの方が扱いやすいが、編集の自由度の高さから考えるとやはりハードディスクレコーダーが一番だろう。
編集を行いたいレベルによって、ハードディスクレコーダーをMTRとして使用する特長が出てくる。
そのあたりをよく考えて活用してほしい。
4.ライブで活用する。
最近、同期もののバントでa-datなどのテープメディアのデジタルレコーダーをライブでのシンクマスターとして利用するグループが増えてきている。
5.コピーツールとして活用する。
これは、音の良さと手軽さ、そしてシステムの安定度を考えての選択なのだろう。
では、シンクマスターとしてハードディスクレコーダーを利用するのはどうだろうか。
機能面から考えると、かなりおもしろい使い方ができそうだ。例えば、ハードディスクレコーダーでは、サンプラーの機能を取り込むことができるので、
また、簡単に曲の編集ができるというハードディスクレコーダーの特長を活かして、リハーサルの時にその日のノリで曲の構成を変更するという使い方もある。
リでMIDIから自由に曲のサイズを変更するバンドもあるようだ。こういった傾向が続けば、同期バンドのライブもずいぶん様変わりするのではないだろうか。
ちょっと変わった使い方だが、曲をコピーする際のコピー用ツールとしてハードディスクレコーダーを活用するという方法もある。
6.MA、CD制作に活用する
仕事などで曲をコピーするとき、たいていはカセットテープかDAT、CDを使うのだが、巻き戻しや早送りをやりすぎるとどこを聴いているのかわからなくなったり、
思い通りの場所を再生できないことも多い。
ところが、ハードディスクに原曲を録音してコピー作業をすると、まず聴きたい部分を小節番号やタイムコードなどで一発に呼び出せる上に、テンポを変えて再生できるので非常に便利だ。
しかも、分かりにくいところは部分的にループ再生したり、EQをかけて分かりにくいパートだけを強調したり、
タイムエキスパンジョンをかけてピッチを変えずにテンポだけを落としたりなど、あらゆる機能を駆使してコピーしやすくすることができる。
まあ、こんなことをするためだけに高価なシステムを組むことはないとは思うが、ハードディスクレコーディングの便利な使い方ではある。
これらは、プロレベルでのハードディスクレコーディングの活用法としては、最も利用度の高いものである。
これらの作業では、
・タイムコード上でフレーズのスタートポイントが指定でき、
・編集精度が高く、
・しかもDSP機能を使ったノイズの除去やレベルの補正などをウェーブレベルでできる
といった理由から、ハードディスクレコーダーが無くてはならない存在になっている。

■ハードディスクレコーディング機器の今後
プロの世界ではすでにハードディスクレコーディングによる編集作業が一般化していた。
最近、ようやくアマチュアの世界がハードディスクレコーダーについて、知識も増え、商品も手の届く価格になってきた今、プロの世界ではハードディスクレコーダーを核として、
レコーディング、ミキシング、エディティングなどを総合的にコントロールするワークステーションが使われている。
今後、コンシューマーレベルでのハードディスクレコーディングは、どういう方向に進むのだろうか。
現在のハードディスクレコーディング機器は、多くの特長と共に、いくつかのデメリットを抱えている。
それらのデメリットは、今後デジタル技術の発達やデジタル関連機器の普及と共にどんどん解消される方向にある。
例えば、ハードディスクというメディアが物理的な衝撃に弱くクラッシュを起こしやすいという欠点も、幾つかのアプローチで改善されつつある。
まず、ハードディスクの強度を強くするというアプローチ。これは、ハードディスクドライブを作っているメーカーの努力の成果で、
これまでのものよりはるかに衝撃に強いハードディスクが次々と開発され、すでにハードディスククラッシュの頻度は以前よりもかなり減少している。
また、録音したデータのバックアップを必ずしなければならないという煩わしさも、MOディスクの活用や、ストリーマーの性能が上がったことによってずいぶんと解消しているようだ。

■まとめ
ハードディスクレコーディングは、ハードディスクというメディアの不安定さや、価格の割にトラック数が少ないことなどから、なかなか導入に踏み切れないということをよく聴く。
ハードディスクレコーディング機器は、まだまだ過渡期の商品である。
だからといって、いつまでも待ち続けてばかりでは仕方がない。ちょうど一時期のデジタルシンセサイザーのように、ある商品を音楽制作を通して使い込むことで、
この講座に対するご意見や要望などありましたら、dee@dipss.comまでメールをお送りください。
また、導入することによる特長が見つけられただろうか。
しかし、ここまで説明してきたように、導入すれば音楽制作において絶大な力を発揮するのは間違いない。
ハードディスクレコーディングを導入することによる特長とデ特長をよく見極めて、ぜひ検討してみてほしい。
これは、「ハードディスクレコーディング機器の今後」で説明したように、
ハードディスクレコーディングというジャンルが、デジタル技術の発展を受けて、すごい早さで進化しているジャンルであるということの裏返しだ。
ここしばらくは、魅力的な商品が次々と発表されるだろう。
機器を使いこなすノウハウが蓄積でき、他の商品も含めてその商品ジャンルがしっかりと見えるということもある。
そう考えると、今おすすめしたい選択は、あれもこれもと欲張らずにハードディスクレコーディングを活用する用途を限定して、そのための最小限のシステムを組むことだ。
例えば、リミックスをするという用途でシステムを組むのだったら、MIDIシーケンサー機能も持った2トラック程度のシステムを選択するとか、
編集機能の優れたデジタルのMTRとして使いたいというのであればハードディスクレコーディング機能を1台の中に詰め込んだ専用機にするとか、といった具合だ。
今後、マルチメディアが幅を利かす時代になると、映像や画像、音声をはじめ、すべての情報がデジタル化されるといわれている。
当然、音楽の世界でも一層のデジタル化が進むだろう。そうなると、ハードディスクレコーディングに代表されるテープレスデジタルレコーディングが、
デジタル化の特長を最も反映できるシステムとして一般化するのは間違いないだろう。
お待ちしております。
