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イベントレポート

データコンテスト2001
2001年11月18日(日)

 

日頃レッスンで作ったデータを募集し、 Deeの講師がコピー部門、オリジナル部門それぞれ 上位5位までを選びました。 データコンテスト当日は、選ばれた上位5名ずつの作品を発表し、 審査員と当日コンテストを見に来られた観客の投票により、 グランプリと準グランプリを選出しました。

 

コピー部門
1. 中村美智さん 「WITH OR WITHOUT YOU」 U2
データコンテストの存在を休会明けに知った中村さんは、慌てて以前作ったデータを提出したそうです。 それだけに、入選の連絡の電話を取った時は、「中村違い」かと思ってしまうほど、選ばれた事にびっくりされたそうです。
審査員の白数先生は、ベロシティの差をつければ曲全体の流れがよくなり、力強くなる、とアドバイスされました。
2. 青野恵美子さん スメタナ作曲「わが祖国」より モルダウ
ご病気のお母様の為に作ったデータだそうです。お母様は青野さんのデータをとても喜んで何回も繰り返して聴いているそうです。
審査員の西岡先生は、聴いていて安心できるデータだったけれど、各パートの役割を良く考えること、ストリングスのデュレーションの長さを調節してメリハリをつけるともっと本物っぽいデータに仕上がる、とコメントされました。
3. 細野鮎美さん 「ルパン三世’79」
この曲を選んだ理由は、細野さんも担当講師の池側さんもルパン三世が大好きだからだそうです。レッスン中にもルパン話で盛り上がるのだとか。 データを作る上で、ピッチベンドが上手くいれられなくて苦労されたそうです。
審査員のコメントは、 ストリングスのトリルで半音上の音が強かったので、ベロシティの差をつけるとより良いデータになる、各楽器のバランスを良く聴き、時には引き気味にする事も大事だとアドバイスされました。
4. 柴田紀子さん ショパンエチュードOp.25-11「木枯し」
平坦なパッセージにリズム感を出す事と、音がするどくなりすぎない様にベロシティーをおさえ気味にすることに気をつけたそうです。 神戸教室から参加です。
審査員のコメントは、 ピアノの音だけなどのデータは音がベタつきがちで、音の大きいところと小さいところの音質がむずかしいけれど、ベロシティをうまく調節していて大変良かったとコメントされました。
5. 山本祝郎さん 「さよなら大好きな人」
毎週レッスンに通われる山本さんは、「エレクトーン風にアレンジした。」そうです。
審査員のコメントは、メロディのイメージも歌手とぴったりあっていてセレクトが良かったと言われました。こういう歌をデータにする時は、どういう歌詞を歌っているのか、という事も考えて入力すると良いとアドバイスされました。

 

オリジナル部門
1. 高谷幸治さん 「Night is Groomy」
2年ほど前に作ったデータに、ミキシングを加えて作り直したそうです。 だいぶんと時間がかかったとの事でした。
審査員のコメントは、 曲の力強さ(悲しさ、頑張る底力)の表現が伝わってきて良かったとの事。エフェクト・ミキシングの表現が苦労しているのがよくわかったそうです。
2. 安養寺由紀さん 「砂」
「手・指のすき間からさらさらと砂がこぼれ落ちてくイメージで作りました」
審査員のコメントは、 ナイロン弦のギターやピアノの音色の使い方が絶妙だったそうです。コード進行は、もう少し違うコードやメロディが出てくるとメリハリがついてよかったのでは?という事でした。
3. 森康員さん 「陰陽幻想(おんみょうげんそう)」
映画化される前に小説で読まれて、作ってみようと思われたそうです。 普段はもっと明るい曲を作っているんですよ、と笑って弁解(?)されていました。
審査員の白数先生は、低い楽器も上手に使っていてとても雰囲気が出てよかったです、笛の音はピッチが定まらないものなので、それを表現するためにピッチベンドを使うと良いです、とコメントされました。
4. 奥井正樹さん「ラテンの星の宇宙人」
いつも曲を作ってはお子さんに聴いてもらうそうです。この曲以外にももう一曲作っていたそうですが、この楽しい曲の方がだんぜんよかった、と評価を得たそうです。
審査員の西岡先生は、子ども向きの歌詞にとても感激され、すごく楽しい曲で教育テレビでも使えそうだ、と言われていました。ただ、最後の展開までに時間がかかったので、2番の後に持ってくると良かった、とアドバイスされました。
5. 水野義彦さん 「Shes walking on air」
「QYでいかに迫力のある音を出すか」という事をテーマに作られたそうです。
審査員のコメントは、シンセの音など色々使っていて、曲に変化がなくなりがちなのを、ピアノとかけ合わせたりしていて良かった、パンが左右から出ていたり、メリハリを付ける工夫をしていてよかった、との事でした。

 

 

表彰式
全ての作品を聴き終え、審査員と会場の皆さんの投票により、各部門のグランプリ・準グランプリを発表しました。

【コピー部門】
★グランプリ賞★
・青野 恵美子さん(担当講師:神内先生) 『スメタナ作曲「わが祖国」よりモルダウ』
★準グランプリ賞★
・細野 鮎美さん(担当講師:池側先生) 『ルパン三世’79』
★入賞★
・中村 美智さん(担当講師:木櫛先生) 『WITH OR WITHOUT YOU』U2
・柴田 紀子さん(担当講師:木櫛先生) 『ショパン エチュード Op.25-11「木枯らし」』
・山本 祝朗さん(担当講師:稲上先生) 『さよなら大好きな人』
 
【オリジナル部門】
★グランプリ賞★
・森 康員さん(担当講師:加藤先生) 『陰陽幻想(おんみょうげんそう)』
・奥井 正樹さん(担当講師:加藤先生 ) 『ラテンの星の宇宙人』
★オーディエンス賞★ (投票数が多かった人 に送られました。)
・安養寺 由紀さん(担当講師:日野先生) 『砂』
★入賞★
・高谷 幸冶さん(担当講師:日野先生) 『Night is Groomy』
・水野 義彦さん(担当講師:池側先生) 『Shes walking on air』
・羽根 正幸さん(担当講師:山下先生) 『サマー』